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2017年ベスト等

※12/30
マンガについて書いた箇所に大幅加筆しました



二日目のカレーを食べています。
えへへ


ブログ書かな過ぎて大丈夫か?って感じですが例によって年間ベスト等を書いていきます。
思った順でアドリブ的に進めていきますので何について書くかも今ちょっとまだ分かっていません ご了承ください



続きで

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好きな映画館について

ここ最近、というか今年は、休みの日大体映画館にいる。
あと休みの日の前の夜とかもわりと映画館にいる。
仕事がタイトになったからかな。
普通の遊びって、
・土日祝日に
・ある程度前から計画して
・まとまった時間をとって
・特定の場所に行く
ことで成立するものが多いのだが、その点から言うと映画ってカタギじゃない人間に非常に優しい娯楽で。
・曜日時間関係なくいつでも
・ポッと空いた時間にいきなり思い立って入っても
・それなりの公開規模のものなら、特に都内ではどこでも
OK。という…あと、一人でもめっちゃ楽しめる。これが重要。

それで、自分の場合、映画館という場所も好きというのがあり、ある映画が同じような距離の行ったことある映画館と行ったことない映画館でやっていたとすると、わりと後者に行ってしまうというのがある。
そうするとやはり印象深い映画館みたいなのも出てきて。
なんか今年は年末の記事でも音楽より映画について書く方が分量多いかもな…って思ってて、それもあり映画館についても書いてみようと。

続きで…。

ネトフリでこのホラー観ましたか?

今日は映画館でサメ映画をハシゴという夏らしいにも程がある過ごし方をしてしまいました。
『ケージ・ダイブ』、ファウンドフッテージ形式でしかもメチャクチャ嫌な気分になれるという新鮮なサメホラーだったのでみんな観るといいと思います。

それで僕の場合普段休みの日映画館に行かない場合はネトフリでダラダラ映画観ている場合が多いのですけど、これラインナップはなかなか良い一方で面白い映画を探すのが大変なんですよね。
自分はホラーに関してはそこそこ心得があるつもりだし、夏なのでなにか皆の見逃しているかもしれない面白いホラーを紹介していければというのが今回の趣旨で。もうこれは皆観ているだろうというのは今回はスルーしていきますのでご了承ください(『残穢』、『ミスト』、『REC』『パラノーマル・アクティビティ』、どれも傑作だけど観ましたか?)。
ホラーってやっぱその性質上出来れば映画館で観てほしいのですけど、そうは言っても都内ですら2、3館でしか公開してない、タイムテーブルがほぼレイト一日一回、なんてことも珍しくないジャンルでもあるので、こうして電気を消した部屋で気軽に楽しめるようになっているのはそれはそれでいい事と思います。
めどいので画像貼ったりとかはないですけど気になったら検索してみてください

そういえば昨年書いたPOV/ファウンドフッテージ縛りの記事もあったので置いておきます(ネトフリにはまだ無いやつもあります)


ネトフリのサイト見ながら書くから新しく追加されたほうからいく


『お化け屋敷列伝/戦慄迷宮MAX』
ええとコレから始める時点でフザけてるだろ?というご意見は重々承知の上なのですけど、それでもあえて言うと、この映画は面白い。
お馴染み富士急ハイランドの日本一怖い/長い常設お化け屋敷こと戦慄迷宮。あれは怖さレベルに複数の設定があって、イベント時はそのより怖いバージョンというのをやったりするのですけど、この映画はその設定はあるけどやらないというレベルマックスのところに挑戦して貰ってその様子を撮るというドキュメンタリ的内容。あるいは90年代の過激バラエティ番組か。
日本ってお化け屋敷までガラパゴス的なところがあって、その独自の進化の極点を見られるというのがひとつ。演出・シチュエーション、これ絶対怖い/かっこいいと唸らされる場面がいくつも登場する。挑戦者にカメラを持たせてPOV形式で見せるのも楽しいひと工夫かなと。
もうひとつは、我々ホラーファンというのは、勿論怖いものを見るのが好きなんだけれど、同時に(嫌らしくも)恐怖する人を見るのもまた同じ位好きということですよね。端的に言って、怖がる人というのは面白い。その演技としてじゃなく本当に心の底から怖がっている様子というのをここまで見せてくれる映画というのもないでしょう。また逆に、挑戦者の中で一人度胸MAX人間の方がいて、この人は我々とはまったく異なる世界観の中で生きているんだなというのがはっきり見えてそれも見もの。


『アパートメント:143』
『リミット』等で個人的にも大好きな名監督ロドリゴ・コルテスが手掛けた心霊POVもの。
やはりこの人の映画が単なるジャンル的なお約束物語に終始するはずなく、みるみるうちに意外な方向に舵を切っていく。
精神分析というか統合失調とオカルトの関係の話ってよく言われるけど、それをこのスタイルで語ろうとするのが偉い。捻った物語を語るのには工夫を要するジャンルではあるので。
キャラクターがおざなりにされがちな(観終わった後登場人物の名前が全然浮かんでこないとか)ところのあるジャンルの中で、ここまではっきりとキャラ立ちが感じられて彼らへの愛着も湧くというのは、ストーリーテリングの秀逸さを証明してもいる。
この手のもの好きな人にこそおすすめしたい一品。


『パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT』
有名シリーズの全然知られていない続編。これパチモンじゃなくてちゃんとオフィシャルな続編(というかスピンオフ)なのですよ。
手掛けるのは、『放送禁止』シリーズなど日本のモキュメンタリといえばこの人、な長江監督。
勿論シリーズ特有の手法…カメラを仕掛けて、登場人物たちが寝ている間に事が起こる…をやっているのだけど、しっかりJホラー的な文脈をそこにミックスしている。
生々しいお祓いのシークエンスであったり、長い黒髪を垂らした女幽霊というイメージの変奏形態のような"それ"など。
最後の最後のシークエンスだけは蛇足と言わざるを得ないけど、その直前の、住み慣れた家が闇に落ちた途端ゴーストハウスと化すという箇所は本当にぞっとさせられるものがある。


『エビデンス-全滅-』
砂漠の真ん中のガソリンスタンドにいくつも死体が転がっており、ビデオカメラが残されている、その映像から一体何が起きたのかを読み解く…という内容。
面白いのは、ファウンドフッテージスタイルを主流にしつつ、その合間に捜査チームが映像を検証していくパートが挿入されること。
といってもどっちつかずな内容という訳ではなく、発見映像の携帯カメラで廃墟を歩いていくところなどはかなり生々しい質感ですばらしい。
そしてオチ、反則スレスレながら、こう来たか!と唸らされる。というのは、超低予算で作ったPOV/ファウンドフッテージホラーで一発当てて新人監督デビュー、というのが流行った世相を見事に反映させていて…これ以上は書けないか。
これもまた通好みというか、この手の映画好きな人こそ楽しい映画でしょう。


『武器人間』
これはかなりハチャメチャなPOVホラー。
時代設定は二次大戦中で、ソ連軍の兵士がナチスの極秘施設に潜入していくが…という、POV形式でこの話、ありだったんだ!的な驚きの内容。
時代設定の為かカメラの手ぶれ補正などはなく、劇場のスクリーンで観た時は中々(三半規管に)クるものがあった。一人称過激アクション『ハードコア』という映画がちょっと前にやったけど、あれレベルの揺れを想定して下さい。
話はタイトルでほぼ言っているというか、勿論(?)ナチスが兵士と武器を融合した改造人間を作っていたというもの。
しかしこの武器人間たちのビジュアルがどれもケレン味に溢れ素晴らしい。それ、意味あるの?的なデザインの、ショッカーの怪人をエグい方向にふた回り強化しました的なバケモノが次から次へと登場。どんどん行っちゃいけない方へいけない方へ突っ込んでいってくれる"よく分かってる"展開も好印象。
作中、ナチスの博士が戦争を終結させるための驚きのアイディアを提示するのだが、その箇所は本当に最高。あらびきだなぁ~、って。


『ラスト・エクソシズム』
これもまた玄人向けファウンドフッテージの枠かな。
悪魔祓いをする神父を追ったドキュメンタリーの撮影、というところから入っていくんだけど、最初から意表を突く仕掛けを打ってくる。
この神父のやっている悪魔祓いというのがなんとイカサマ。そもそも神父は悪魔なんて信じていない。悪魔憑きなんてのは精神疾患に過ぎないと。
そこでどうするかと言えば、様々なトリックを使って超常現象を自分で演出し、マッチポンプ的に自分で解決、それを見て憑かれている本人がああ悪魔はいなくなったという風になれば心因性の疾患も治まり解決、というわけ。
それをモキュメンタリ=虚構のドキュメンタリとして見せるというところにこの映画の面白さがある。モキュメンタリの中でモキュメンタリを撮る。
虚構を前提にした真実、という構造が二重になっているわけだ。
その中で描かれる本当の本当とは何なのか?というところがこの映画。
上で書いた『エビデンス』と同じくジャンル批評的なところに突っ込んだ語り口の面白さがある。


『パラノーマル・アクティビティ3』
『パラノーマル・アクティビティ4』
これ、続編ちゃんと見てますか?というところで。
上でも書いたが本当に優れたシリーズなのだよね。
自分は全7作映画館で観ているけど、続編の中で特に優れている、大好きなのがこの二本。
ヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマンは『ナーヴ』『キャットフィッシュ』など、インターネットビデオカルチャー、ドキュメンタリへの批評を深く盛り込んだ作品を手掛ける切れ者監督コンビ。
この二本では仕事をキッチリこなし、映画作家としての腕の良さを見せつける。
3は単純に恐怖映画としてシリーズ中最高の出来。クライマックス、「勝手知ったる家が闇に沈んだ途端にゴーストハウスに変貌」展開のシークエンスは圧倒的に怖い。
4は一転シンプルかつミニマルな内容で、一作目に回帰したかのような引き絞った怖さで見せてくる。
と言いつつ新機軸もあり、ウェブチャットカメラを巧みに利用した志村後ろー!的カメラワークが新鮮な怖さ。


『トライアングル』
ヨットで海に出て遭難、通りがかった大型客船に迷い込む…というゴーストシップ的なストーリー。
船内には謎の殺人鬼がいて大変なことになる。謎の?いや、あいつどこかで見たような…。
ちょっと何も書けないが驚愕の展開を見せる一品。SF的ですらある。
ある種宗教的な話でもあって、話の展開や登場するモチーフの意味であるとか、主人公の選択は正しいのであろうか?とか、観た後かなり腹に残る深みを持った内容。


『フッテージ』
スコット・デリクソンのオカルト路線最高傑作。
引っ越した家で見つけたフィルムを再生すると凄惨な内容の一家殺人ビデオ。しかもそれがいくつもある。
不穏でおぞましくしかし目を離せなくなるカッコ良い画がバンバン出てくるが、ここでは音楽に特に着目したい。
オリジナルの劇伴のサントラはノイズ/実験系ホラーサントラの傑作であるし、その他の楽曲についてもUlver筆頭に異質すぎるチョイスで映像を更に凶悪なイメージに磨き上げる。
カタストロフィックなクライマックスでかかるSunn O))) & Borisの圧殺ドローンは崇高で神々しくすらある。映画館で観た時震えたなあ(音の振動で)。


『アフリクテッド』
過去記事でまるまる一本書いたのでこれを読んでくれ。
知られざる傑作。


『ロスト・ウィークエンド』
冷めた仲を修復しようと海沿いにキャンプに向かった夫婦の顛末を描く。
何とも説明の難しい映画。
何しろ様々なことが起こるのだけど、それが結局何であったのかは分からないし、そもそもがすべて偶然と言う事もできる。
ただ、その積み重ねで人は壊れうる。そういうことを描いている。
閉塞感に満ちて嫌な空気が映画の中に充満しており、じっとりと粘つく怖さがある。
観て判断してくださいとしか言えないが観た時には手遅れという難しい作品。


『フリーキッチン』
これをホラーと言うべきかわからないけど、ジャンル的にはここに分類されてるしなあ。まあそれはそれとして是非観て頂きたく。
福満しげゆき原作のミニマルな邦画という、今回挙げている中では異色な一本かな。でも素晴らしい出来。
お父さんが知らない女の人を連れてきた。
お母さんが料理がヘタだから、この人に料理の先生になってもらうんだよ。
しばらくしてその人はうちに来なくなった。お父さんも帰ってこなくなった。
それからお母さんは、毎日僕に、お肉の料理を食べさせる。


『死の恋人ニーナ』
昨年のベストに挙げたのでそちらで。
毒と笑いと切なさの青春ホラー傑作。


そんな感じでわぁっと挙げてみましたけど、どうですかね。観たことないやつありますかね。
最初普通にネトフリで観られるマイナーないい映画っていうのをジャンル関係なく挙げようと思ったのですけど、そうするとキリがないので今回はこんな感じに。
機会があれば少しづつそういうのもいきたいですけど。

それではよろしくどうぞ

昨年読んだ怖い本

あけましておめでとうございます!
年末年始は年跨ぎ8連勤リレーで完全に心が闇に沈んでおりました
新年一発目ですが音楽の記事じゃないしそもそも今年の話でもない
まだ昨年を引きずった内容をちょっと書こうと思います

kuwaidan2016.jpg

昨年は60冊ほどの怖い本を読んだのですがせっかくだからベストを選出しました。

kuwaidanbest2016.jpg

城谷歩『恐怖怪談 呪ノ宴』
国内でも数少ない怪談バーである六本木のスリラーナイトで怪談師として怪談を語っている城谷さんの本。
これぞ!という感じの正統派な怪談を集めた内容ではあるのだけど、どうしてこれが怖い。
どこかで聴いたような話も、この人の語り口の上では極上の怖い話になる。

我妻俊樹 『奇々耳草紙 死怨』
この人は今コンスタントに書いている書き手の中で自分が一番好きな人なのだが、今回も期待以上のものをあげてきてくれたなと。
この人の話の特徴は、不条理。これに尽きる。普段生きている世界の理で解釈しようとするとワケが分からないのだが、どこか狂った場所で辻褄が合っている、そんな怖さであり、理屈の向こうの世界の理屈を読んでいるような感覚がリアルを感じさせる。頭で考えてこれは出てこないだろうという。
"行旅"は著者の代表作になりうる傑作。

黒史郎 『実話蒐録集 暗黒怪談』
この黒史郎さんも大好きな作家。
パキッと折れてしまって、接着剤でくっつけようとするとどうも破片が足りない、そんな噛み合わなさが不安を煽る怖い話。
この人は以前に頭がアレな人に関わってしまって怖い目に遭う、みたいないわゆる人間系の怖い話を集めた本も出していて、その超常と人間の狭間にあるような話も独特の味わい。
"山本、ごめん"という話が、一番大切なところがすっぽり抜け落ちているような感触が堪らなく不気味で大好き。


伊計翼 『怪談与太話~怖い話の最後に大声を出してびっくりさせる人はちがうと思った件~』
怪談を蒐集しては語るライヴを主として活動する怪談社の書記による一冊。
これが他とは毛色違った本で、怪談社の日常、という感じでエッセイ調に始まっていくのだけど、油断しているといつの間にか怖い話に引きずり込まれている。
不意でしかも鋭いネタを突き入れてくる、単純に読みものとして面白く、怪談目当てで読んでも非常に楽しませる一冊。


こんなところかな。
番外でもう二冊ほど紹介しますね。
怪談本ではないのだけど、この手のものが好きな人なら必ず楽しめるやつを。


吉田悠軌 『怪談現場 東京23区』
映画化もした『残穢』、あれのとった怪談へのアースダイバー的なアプローチを実際に仕掛けて東京の怪談を読み解く本。その土地というのはもともとどのような場所でどんな歴史/事件を経て来たのか?というのを徹底的にリサーチする。
怪談といえば水場、というけど、東京には水場は少ない。どういうことかというと、ほとんどが暗渠として地下に隠れている。じゃあその暗渠はどんな道の下を通っているのだろう?そんなところから、過去のその土地の表情を浮かび上がらせ、地図を透かすように…という、今までにないアプローチの怖い本。

森達也 『オカルト』
これも昨年文庫化したということで、ぜひ。
ドキュメンタリー映画監督の森達也が、事象超能力者、霊能者、催眠術師…などなど、あらゆるジャンルのオカルトな人々に会って話を聴いたルポルタージュ。これが信じるでもなく馬鹿にするでもなく、ただありのままに目の前で起きていることを受け入れて思考する、真摯な取材姿勢によって実に読み応えある一冊になっている。
「ある」とか「ない」とかはっきりしている物事のほうが少ないのかもしれない。
この手の話が好きな人なら必読の一冊かなと。



2016年は我妻俊樹と黒史郎という当代最強の書き手たちがそれぞれ二冊づつ出していたり、平山さんの全集シリーズも出ていたり、怖いものに関しては読むものがなく困るということが全くなかった年かなと。
上にもちょっと書いたけど怪談社のもの中心に結構頻繁にライヴで怖い話を聴きに行けたのも良かったな。
これも何度も書いてるけどやっぱり怪談って"談"であるので。
そんな感じで、2017年も怖い話を沢山読んだり聴いたりできるといいな。

2016年もありがとありがとなのですv

こんばんは!
皆さん、盛り上がってますか?
年間ベストです。
今年はシンプルに、音楽と、映画!で、いかせてください!
がんばっぺーっ、ウェイクアップガ~ルズ(ギネスビールの缶、カシューッ)!


 

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伊達さん

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