Giants『They,The Underserving』『Old Stories』

giants.jpg
こっちの1stは若干手に入りにくくなっているようです。

Old StoriesOld Stories
(2008/08/26)
Giants

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今回この2ndが届いたのでこのバンドについて書きますね。
うちにThe Bird Ensembleのアルバムがあるんですが、これは日本盤が出る前に買ったオリジナルのもので。それを買ったお店にあったものを聴いて一緒に買ったのがこのバンドの1stです。それがものっそい良かったんで2ndも買ってみました。

Giantsはアメリカの5人編成ポストロックバンドで、myspaceを見るとシカゴあたりで活動しているようです。3ギターにリズム体で全編インスト。曲は4分~6分が多く、長くても10分。多様でダイナミックなギターの絡みで音を組み上げていく、この手の音楽としてはシンプルで分かり易いサウンド。

このバンドの1stはこうした叙情系のストレートなポストロック作品としてはとにかくシンプルにして完璧。全6曲で、全体が大きく3部構成に分けられていてその中で曲が繋がっている。1曲目、"Under The New Sun"でアンビエンタルな音響系ギターにシンバルが割って入ると、4つ打ちキックとともに盛り上がるギターがバーストするか…というところで音は緩やかに引いて、甘やかなギターノイズの余韻を残したまま2曲目"Steps In Static Progression"にいつのまにか移っている。ミュートカッティングとキラキラなアルペジオの美しいイントロからブレイクを挟んでバースト。4曲目"Swiftly They Come,Swiftly They Flee"ではエフェクティブなドラムとトレモロがトロニカ的な感じで今っぽい音でありつつも、後半やっぱりマーチングドラムが盛り上げていくあたり、生のバンドサウンドというか、楽器の絡みを大切にしているバンドなんだなということが分かる。
全編に亘って分かり易く美しい音が鳴っていて、ポストロック何ぞや、という人にまず聴かせたい素晴らしいアルバムになっている。

こうしたアルバムを作ってきたバンドだけに2ndでどうなるんだろう…という不安はあったけど、蓋を開けてみればこれが1stと同路線の美しい轟音が炸裂する素晴らしいピュア・ポストロックアルバム。
全7曲40分のコンパクトな作品で、今回も曲間は緩く繋がったような構成になっている。ジャケのアートワークが何とも素敵な仕上がりだけど、音もこのイメージ。リズムをバシバシ区切ったりせず、流れるような音の満ち引きがある。1曲目"While The Ages Steal"からマーチングドラムのち爆発というお得意の流れで飛ばす。ギターの絡み合いはより洗練されて美しい。クリーンなアルペジオとディストーション、トレモロにフィードバックノイズが重なる。ギターインストのお手本と言ってもよさそうなサウンドが全編に鳴っている。
曲中で拍子が変わりながらも、緩やかな流れから盛り上げてギターバースト、の展開をメインに据えた"O'Tide"のような曲もいい。ただ今回特に良いなと思ったのは"Whispered Ears""Fisherman"s Player"のような全体に静かな中でギターが重なりながら緩やかに音を描いていくような楽曲。これは前作になかったものだけれど、このバンドの個性が充分出ていて、玄人なギターワークが美しい。

まぁ今回も本当に素晴らしいアルバムってことで、とりあえずポストロック聴きたい、ギターインスト聴きたいって人にまずおすすめしたくなるバンド。こういうのがいい、という人は他にWe're From Japan!Caspianなどどうぞ。
We're From Japanは3月末に来日がありますね。見に行こうっと。なんだかYndi Haldaを見たときを思い出すな。あれは本当にいいライヴだった。

Giantsのmyspace
試聴可。
続きにライヴ動画も貼っときます。
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