Talibam! 『Boogie In The Breeze Blocks』

最近頻繁に来てる米国非営利団体の要望に答えてやるよ!
奥さん…これが欲しかったんだろ…

Boogie in the Breeze BlocksBoogie in the Breeze Blocks
(2009/06/23)
Talibam!

商品詳細を見る


過去記事:Talibam! 『Ordination Of The Globetrotting Conscripts』
バンドのことについてはこちらに少し。

NYCで活動する(にも関わらずこのバンド名の)アヴァンジャズ~インプロデュオの最新スタジオ盤は、ネジの緩みきったアヴァン・フリーフォーム・ジャンクサウンド12曲50分。
彼らはライヴではかなりキレたインプロが基本だけど、スタジオでは他楽器のゲストを交えてコンポーズされたものをプレイする。今回の作品もベースからギターからペット、サックスまで多くのゲストと共に演奏され、アルバム及び楽曲の構成は凝っていてかなり作りこまれた内容。ゲストにはChild Abuse~The Hubでベースを弾くTim Dahlなんかの名前も見える。
フリーフォームと書いたけれども、そもここでの彼らの演奏はポップだ。曲の端々に分かり易いメロディーが登場する。ここでのフリーフォームということの意味は、音つまりノートの中で何かが起こっているということではなくて、楽曲、そして音楽そのものの単位での文脈のなさだ。彼らの楽曲の中の断片断片には脈絡がない。
曲の頭にストーリー仕立てオーディオドラマ風なアホ会話が収録されていて、オープニング"Predetermined to the Master Plan"もそうして始まる。彼ららしいローリング交通事故という感じのインプロに重なるのは、なぜかソウルフルな女性ボーカル(歌詞のどうしようもなさからして、恐らく即興)。この、女性ボーカル、アルバム中8曲も参加していて、この作品の空気を作っている。そこから突如切り替わる2曲め"Ghost Cloud"ではベタなハードボイルド劇伴風ジャズかと思いきや汗臭く野太いコーラスが加わる。
"Entertaining The After Beast"はヘヴィ・ミュージックをバカにしたような楽曲で、ドシャメシャのへヴィロック/メタル風の演奏に続いてファックファックと連呼する声。そこから管楽器隊による即興へ。
"Jim O'Rourke"。パーティーノリの男コーラスからノイズカオス、のちジャンクロック。最後はなぜかチープなトランス。
曲の中の各パートでは明確なサウンドを形作ってはいるけれども、それらの間につながりはない。全編この調子で縦横無尽に演奏が繰り広げられる。彼ら独特の笑いと狂気の紙一重感はこのアルバムでも感じられる。やっぱりこんな音は、そうそうない。

脳汁出てますよと言いたくなるキモイ系ジャンクサウンドはやはり相当臭みが強く、オイソレと人に薦めたりすると次の日から敬語で話かけられたりするかもしれない感じ。大好きです。

talibam!のmyspace
試聴あり。続きにライヴ映像も置いときます。
スポンサーサイト
 

プロフィール

 

伊達さん

Author:伊達さん
恐怖と雑音と
カワイイだけがオレの信仰
about

拍手する

 

最新記事

 
 

カテゴリ

 
 

月別アーカイブ

 
 

検索フォーム

 

 

twitter

 

 

リンク

 
 

FC2カウンター

 

 

RSSリンクの表示

 
 

最新コメント

 
 

最新トラックバック