The Thing 『Mono』

この前のライヴのときに買った音源少しづつ行きます!

Mono

うぉっまだアマゾン屋さんとかで情報出てないじゃないですかァ…。
でもきっと今年ちゃんと流通するはず。
こちらにインフォメーションがちらりと。
というわけでThe Thing2011年新作!"Mono"!ワーイ!

過去記事-The Thing 『Garage』
過去記事-The Thing 『Bag It!』
うわーこの頃まだ書き方が定まってないぃぃ…。


というわけで今や説明不要なSmalltown Superjazzの看板バンドにして当代最強のサックストリオThe Thing最新作。
今年の頭に2日間でレコーディングされ、プロデュースもThing自身が務めた本作、一発耳に叩き込んでの感想は、そのタイトルから想像させる通りのシンプル&ソリッドにして強靭なアルバムと言ったところ。
全6曲35分、今回はロックカバーもなしでほぼ全編彼ら自身による楽曲が納められている。ロリンズの"Alfie's Theme"が1曲だけの例外。サウンド面で、前作『Bag It!』ではライヴ・エレクトロニクスの導入がそれまでの作品との大きな違いになっていたけれど、今回は純粋にバリトン&テナーサキソフォン・ベース・ドラムのみで演奏されている。ここまでで分かる通り、とてもシンプルなアルバム。Thingというバンドの核を取り出したような。

聴いてみると、演奏内容もMonoというタイトル通り全体を綺麗に二分できるものになっていたりする。
M1"Viking"、M4"Triple Fox"、M5"Silver Slipper"。
M2"Alfie's Theme"、M3"Bruremarsj"、M6"There Is Shitloads Of Red Meat Missing"。
"Viking"にて冒頭から飛び出すのは、Thingのアルバム1曲目の伝統というかの轟音ジャムセッション。シンプルなリズム体の重く躍動するグルーヴと、一音入魂と言ったところを感じさせる咆哮サックス。Thingの熱心なリスナーならみんな大好きであろうメンバーの絶叫もたっぷり収録されている濃縮還元の狂熱ナンバー。
続く"Alfie's Theme"は一転、間を置いた短い音の差し合いから始まる。テーマ部もまばらに崩され、後半にかけて演奏が熱を帯びてからも、スピードと軽快さを感じさせるやりとりが続く。"Brurremarsj"は楽曲というよりは抽象的インタープレイ。サックスを操作するノイズや息遣い、シンバルの擦過音が薄いもやをかける中、微かにメロディが浮かんでいる。
"Triple Fox"は激烈に歪んでブロウするサックスソロからの重量級インプロ。恐らく何か特殊な奏法を用いているであろうベースのロングトーンとランダムに打ち込まれるドラムは音数こそ多くないものの異様な重さを持って迫るサウンド。ハイテンション爆音系の演奏とはまた違う形でThingならではのへヴィネスを聴かせる演奏になっていて、なかなか新鮮でもある。
…という感じで、重さと軽さ(あるいはタイトルになぞらえて黒と白のようなイメージ)を感じさせる演奏が半々に納められているような内容。これが上に書いた"二分"の意味で、カラーのはっきりしたそれぞれの演奏が分離されて配置されている。これがこのアルバムに感じる"シンプル"と"ソリッド"の出所になっているという印象。
残る2曲でも、"Silver Slipper"では2分半を埋め尽くす質量過多の音の嵐、"There Is~"では静謐のノイズ的即興とはっきりと対比が見て取れる。

明快にはっきりと造型された音塊はバンドとしての原点回帰のようにも思えるし、ここまで直球で来るとむしろ新鮮さも感じる。いずれにせよ『Bag It!』からの流れで聴くと意表を突かれるのは確かで、こう来られると次はどうなるのか全く予想が着かない。リリースのたびに最上級の興奮と驚きをくれるこのバンド、やはり凄いなと思わされる。大好き。


続きで最新のライヴ映像など。
スポンサーサイト
 

プロフィール

 

伊達さん

Author:伊達さん
恐怖と雑音と
カワイイだけがオレの信仰
about

拍手する

 

最新記事

 
 

カテゴリ

 
 

月別アーカイブ

 
 

検索フォーム

 

 

twitter

 

 

リンク

 
 

FC2カウンター

 

 

RSSリンクの表示

 
 

最新コメント

 
 

最新トラックバック