Sudden Infant 『Psychotic Einzelkind』

また働いたり寝たり働いたりしてる間に時が過ぎてました...。

今日取り上げる音源とは別に関係ないんですが、最近気になっているフリージャズ/即興系ギター2名をちょっと紹介させてください!

Luis Lopes @ Rescaldo, Trem Azul from stress.fm on Vimeo.


Luis Lopesは見ての通りフィードバック多用の非常に僕好みなギターを弾く人なんだけど、どうもこういうノイズ的なことを取り入れ始めたのが最近らしく、過去の音源では普通にジャズやってるのが多いんすよね。
youtubeでも彼のバンドHumanization 4tetで検索すると気の狂ったギターソロ弾きまくってる映像がいくつか出てきます。



Lauri HyvärinenはフィンランドのHorst Quartetというバンドで活動するギタリスト。ピキピキピキと耳障り極まりない演奏をしていてすばらしい。
しかしこれがまた音源がとっても手に入りにくい。

というわけで上記2名のギタリストの弾きまくってる音源の情報とかあったらタレこんでくださいね(一方的)。

(※追記 lopes氏どうやら今年にソロのLPと4tetのライヴ盤が出てるみたいっすね。4tetのは注文カマしましたがソロのほうはかなり入手が厳しそう)

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で、今日はなにかっちゅうと例によって落合soupで、Sudden Infantを見てきたと。そのお話を。

suddeninfant_2013092715302665b.jpg
もう言わなくても分かると思いますけど音源はArt Into Life屋さんにあるんで...シャス.

Sudden InfantことJoke Lanz ジョーク・ランツという人はこのブログ的には説明が簡単で、こちらの記事で書いたスイス・アクショニズムの代表グループSchimpfluchの中核が彼。
ノイズ・アクショニストの大ボスというだけあってそのパフォーマンスは一筋縄ではいかないやつで...ってわけでライヴの話。


トレードマークの棒人間のタトゥーをびっしりと腕に入れたランツは、何も持たずマイクの前に立ちパフォーマンスを始める。用いていた機材はシンプルで、二台のサンプラーとミキサー、コンタクトマイク、足元に数台のエフェクター、それとスタンドに据え付けられたマイク。

"一人の少年が窓から空を見ていた..."

という風にしてランツは語り始める。
演劇めいていて、身振りや口で作り出す効果音、調子を変えながら抑揚を加えて、引き込むような語り口。
様々に展開していくその合間合間にループやコンタクトマイクを用いたノイズを差し入れていくパフォーマンス。
このあくまで用いるのは"声"、肉体から出る音、というスタンスこそがアクショニストの真骨頂かな。
暴風のようなノイズ-無音、絶叫-囁き声、その間を素早く行き来しながらパフォーマンス全体としては連続している、という印象で、かなり構成を練っていることが伺える。そのあたり含め、ノイズ劇団ひとり状態とでもいうのか、語り手としてノイズを奏でるという方法があるんだなぁなんてことも思ったりして。
ボイスパフォーマンス~ポエトリーリーディング系(まぁそういう風に括ってもこの人は特殊だろうけど)でこんなにどっぷりと浸かった感じは始めてかも?いやとても良かった。



見たのはまさにこんな感じ


で、せっかくなので音源の話もちょっとするんだけど、これがまたちょっと意外な内容。
まず編成がトリオで、ランツが務めるボイス、エレクトロニクスに、パーカッション&エレクトロニクスでBill Kouligas、ベース&スネア、Christian Weberとある。
このリズム体入りの編成で何やってるのかというと、これが病みまくりのノイズロック。
呪術的なミニマル・トライブビートに芋虫ベースリフ、歪んだ発狂ボイス&エレクトロニックノイズ。
アグレッシヴに攻めたてる演奏は滅茶苦茶カッコいいけど、全体ひと繋ぎといった風のライヴでのパフォーマンスからすると意外。
中にはかなりハーシュに弾けたノイズもあればブツブツというホワイトノイズ主体の実験的なトラックもあり、単純にノイズ作品として聴いても充実した内容。
そんでもってこの盤を更に面白くしているのが、ボートラ的に収められた3曲のリミックス。
その面子が、なんとZ'ev、Lasse Marhaug、Thurston Moore...っちゅうとんでもないラインナップ。
音源の中から残響だけを抽出したかのようなドローン、不穏な逆再生カットアップノイズ、収録曲から構成したトラックをバックに過激なフィードバックギターソロ...とそれぞれ個性丸出しなリミックスを聴かせてくれる。



ってなわけでSudden Infant。
ライヴでパフォーマンス終わったあとオツカレサマデスって言ってたのお茶目だったな。
中身もめっちゃ良かったので、うっかりミーハー的な感じでビア奢って一緒に乾杯してもらいました。
会場限定のカットアップ音源のCDRも買ったんだけど、これも深夜のテレビランダムにチャンネル変えまくってるようなホラー的なやつでたいへん僕好みな内容でした。
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