Bing & Ruth 『City Lake』

プリデスティネーションって映画がとても面白かったです、ハインラインの輪廻の蛇という短編をベースに作られた映画とのことなのですが
めちゃくちゃ翻弄されながらも最後にはカシーンカシーン!とピタゴラスイッチが見事に全部ハマってく気持ち良さが味わえて、時間SF好きなら多分観れば幸せになれます


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前に2ndについて書いたけど、今日はあれの好評につき再発された1stについて。



2ndは7人編成だったのがこちらでは11人編成ということで、骨格のメンバーは変わらないながらも、ベースが一本チェロだったりボイス担当2人いたりパーカッションとラップスティールいたり等。

生アンサンブルによるアンビエントという部分は変わらないけど、こちらはよりポストクラシカル寄りと言えるかな。
空間を埋めるほどの残響があるわけではなく、ひたすらにミニマルに反復するピアノが中心にあって、リズムが…というよりは一定の点を打ち続けるパルスが…強調される。
そこに声やチェロ、クラリネットのバトンを継ぎ継ぎするような持続音が絡んで、ディレイユニットが味付けるというような感じ。

聴きものは何と言っても15分の大曲"City Lake / Tu Sei Uwe"。
クラリネットのか細く孤独なロングトーンから始まって、緩やかなドローンと足取りの覚束ないようなピアノ。
中盤から長い時間をかけてじっくりと、ラップスティールのものと思しいフィードバックが立ち上がる。
循環する祝祭めいたピアノに導かれて、丘を越えてパレードがやって来る、パーカッションと管弦の鼓笛隊、聖歌、埋もれていたフィードバックが再びせり上がると、ノイズのうねりとなってあっという間にすべてを押し流していく…
ぷっつりと幕切れ。
こういう曲はまさにこれしかないので、意外だし、おもしろい。
やっぱりアンビエントの枠に収まらないという部分でも、アルバム中のアクセントにもなっているし。

曲が曲らしくなっているというか、純粋に音の響きを楽しむというものではないけれど、冬の朝のような空気感、単純なピアノを中心に組み上げられた演奏、といった部分は2ndともつながっているなと。
やっぱり自分的には2ndの靄とした音作りの部分が好みなんだけど、これはこれでまためちゃ良い。
アルバム最後には、一分間の沈黙のあと、3つのボーナストラック。今の彼ら寄りのウォームでアナログなアンビエント、しっかりとリズムが刻まれたもの、アルバム冒頭曲のピアノソロヴァージョン。

今くらいの季節の早い時間に聴きながら歩いたりしていると冬の朝ガチエンジョイ勢になれますのでおすすめ。


しかしこの前stars of the lidの教会ライヴ映像を見たんですけどあの人たちもライヴでは生ストリングスアンサンブルが中心だったりするんだよね。
聴きながらこれは結構近い感じだなと思ったりした。


続きにライヴ映像貼っておきます
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