Michalis Moschoutis 『Nylon』

え~、ハイ!(笑)
久しぶりにここを訪れてみたら戦車を選択せよ。戦闘開始!などと書かれたバナーが下からせり上がってきたりして、あっ、なんか、自動的にそういうサイトに改造してくれるんだ!と思っておりました。
ひと月くらい空けていたのは普段通り仕事で死んでたってのもあるんですが、単純に新しい音楽をほぼ聴いてなかったからですかね?
あとsteamサマーセールもあったし笑
自分がやったやつだと…セールでなくとも300円で買えるのですけどone night standというゲームは非常におすすめです
痛飲した翌朝隣で寝てた知らない女の子と朝を過ごすという話なのですが、リンクレイターかソフィア・コッポラが超低予算で短編を撮ったらこうなるだろう、という感じ。
ロトスコープ風のアートスタイルやトレモロがかったギターのみの微睡みのサウンド等、あらゆる要素がひとつの方向を向いていて作品として完成されています。
ビターな内容ながら、ひとつの朝にさえ12もの結末があるということそれ自体に胸の締め付けられるような美しさがあります


映画もいっぱい見ていたのですけど、ローガン!パトリオットデイ!22年目の告白!ハクソーリッジ!どれも素晴らしかったのではないでしょうか。
洋画の三本はあえて僕が推さなくてもみんなが絶賛してると思いますが22年目の告白。
これは韓国のオリジナルのほうも結構好きだったのが、今回完全にいまの日本で公開して意義のある作品へとチューンされたリメイクでとても良かったなと。
震災と少年A。95年というのはやはり日本にとって特異点的な…自分もその時を生きていたからそう思うのだけど…年で、そこと今が直結している、95年に生まれた傷がいま浮かび上がる、それってすごく語るべきお話ではあるなと。
自分的にはその95年の回想シーンでテレビからシャ乱Qのシングルベッドが流れていたところでワリと満点!ってなったのですが。


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holo5-Cover-900.jpg

そんな昨月聴いた数少ない中でガツーンとやられたのがこれ。
タイトルはナイロン弦から来ているのかな?
LPちょっと手に入り難いけどデータだとブームカットで買える

音源は出たばかりで、レーベルのホロタイプ・エディションズというところもよく分からず、Michalis Moschoutisという人もこれが1枚目で全然情報が分からず(そもそも名前の読み方が分からん、ミハリス・モシャウティスで合ってます?)。ギリシャの人ということは辛うじて分かりますが。
あっ、レーベルはこれ自分でやってるとこなのか。公式サイトに載ってる。

でなんかちょっと以前のPANっぽい感じにてもう目を引き寄せられる微妙な気持ち悪さのジャケから素晴らしいこのアルバム、内容は近年の氏の実践をまとめたもの。
その実践というのは、アコースティックギター…クラシックギターの音響可能性を極限まで引き出すということ。


こう、アコースティック楽器の可能性を引き出すための特殊奏法/演奏というと例えばプリペアドピアノ的な、現代音楽の一派の実践を思い浮かべると思うけど、そういうのってある種アカデミックな、スーツキチッと着てホールで、繊細で音楽的な手つきで…みたいなイメージしますよね。
それ、そのイメージしたままで。ストップ。オーケーそのまま。
この人の演奏見てほしい。



どうですか?思ってたやつとかなり違いませんか?

バキバキとピッキングのアタックノイズのみが鳴る破壊的なピッキングはかなり衝撃的なものがあるけど、音源は全編こんなノリが続く。
聴いての印象としては、楽器の悲鳴が収められている。これに尽きる。

主たるアプローチは先のようなアタックノイズ演奏、それと複数の弓による弓弾き。
どちらも楽器への容赦のなさにまず驚く。
楽器に過剰な負荷をかけることによってノイズが生まれる、というのは、自分も演奏者として感覚的によく分かるのだけど、そこのみにフォーカスしているというのはやはり異常な…。
以前にもゴールデン・セレネーズについて同じことを書いたかな?楽器破壊というのはある面から見るとひとつの奏法アプローチに過ぎない、そしてあらゆる演奏とは緩慢に楽器を破壊していくことだ、というシンプルな一面の事実。
演奏の過程において楽器が損なわれることを厭わない時にここまで凄まじいサウンドが得られる、それを至近距離から収めたのがこのアルバムと言えるのかなと。

どれも過激きわまるサウンドで耳を拷問しアコースティックギターという言葉へのイメージを裏返すような凄まじい音。
自分としては"Braced Pair"のどう考えてもナイロン弦からこんな音は出ないだろうという弓弾きノイズが特に気に入った。

もうひとつ映像を貼っておきます


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