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A Place To Bury Strangers 『A Place To Bury Strangers』

A Place to Bury StrangersA Place to Bury Strangers
(2007/11/07)
A Place to Bury Strangers

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このバンドを知ったきっかけというのが少し変わっていて…。

僕はたまにベースを弾いたりするわけですが、ベース弾きにあるまじきことにファズのペダルが大好きでして。今の足元にも2個組み込んであって、楽器屋なんか行くととりあえず見たことない・踏んだことないファズ探すみたいな。そんで、ファズ足そうと思うときにいつも選択肢に入ってくるメーカーにDeath By Audioっちゅうのがあるんですが。ここのペダルはわりと過激で…まぁギターがこんな音になります(ジャズにぴったりのサウンドですね!)。
ここのエフェクターはオリヴァー・アッカーマンって人が「理想のギターの音を作るために」ハンドメイドで制作しているものなんですが、まぁそんなこと言うからにはこの人も音楽活動をしているわけです。で、このオリヴァーさん率いるバンドがA Place To Bury Strangersというわけ。


A Place To Bury StrangersはNYのシューゲイザートリオで、編成はGtBaDrのシンプルなもの。その音の中心はギターであり、このバンドはある意味では変態ファズ職人オリヴァーのギターサウンドの実験場とも言える。
まず聴こえてくる"Missing You"からしてほとんど擦過音のようなギターがディレイされて鳴り、ヴォーカルは過剰にリヴァーヴされた浮遊するシューゲイザー。"The Falling Sun"では、重いキックとスローなリズムの上で揺れまくるギターノイズが霧の中に立っているような音空間を作り出す。"Breath"では一転してシンプルなロックンロール調。にもかかわらずやはりギターのひしゃげたサウンドが異様。"My Weakness"ではフランジャーのようなエフェクトが面白い。こうしたエフェクト使いの達者さは"Run Around"のような曲にも現れていて、こちらではトレモロ調の明滅するギターサウンドが刺激的。
ベストトラックは"Ocean"。2分から3分台の曲が多くを占める中での6分間の楽曲で、甲高いフィードバックから始まるこの曲はこのバンドでのギターサウンドの実験を思う存分楽しめる。ラストの1分半をめいっぱい使ったノイズギターソロはネジの飛んだサウンドながら不思議な美しさもあって、大音量で聴いていると頭の中が真っ白になってくる。

ほんとにギターを聴くためのアルバムと言ってしまっても良くて、時にハードにコーラスがかけられたベースはリヴァーヴされたボーカルと同様に空間を演出する役割に徹して終始ゴリゴリの八分音符を打ち出し続けるし、ドラムに関してはサウンドに必要とあれば迷うことなく打ち込みが使われている。
ネオゲイザーと呼ばれるようなここ最近のシューゲイザーサウンドって、ポストロック的な綺麗な音空間を演出する音響にこだわった音楽みたいな印象がある。このバンドはそういった文脈とは完全に違うところにいて、そのサウンドのベースはほとんどガレージと言ってもいいし、音的には録ったまんまの感じですというような荒いものになっている。音楽的にはさほど小難しいものではない。そして、だからこそこの音空間だけで勝負できるっていうのは本当に発明だなと思う。鳴っているだけで気持ちいいサウンドを作るって簡単なことじゃないはずだ。


A Place To Bury Strangersのmyspace
試聴あります。

続きでライヴ映像など…
"Ocean"の映像は必見です

A Place To Bury Strangers - Dead Beat



A Place To Bury Strangers - Ocean
神すぎる…
つかこのバンドはライヴのほうが尚良いな
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