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Carnival Skin 『Carnival Skin』

Carnival SkinCarnival Skin
(2006/05/30)
Carnival Skin

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統一されたジャケデザインはダサいが中身は良質な音源をいくつも出しているNEMU RECORDSから、錚々たるメンバーによる2006年作のフリージャズ作品。ギターのブルース・アイゼンバイエルやペットのピーター・エヴァンスなんかは、この手のものを聴いていれば色々なところで目にする名前だ。

全6曲収録、インプロではなくそれぞれのメンバーの作曲による楽曲1曲づつとラストトラックに全員の共作曲という内容。演奏は奔放で破壊的、創造的。ギター・ドラム・ベースにペットとクラリネットの二管編成で、常に主役が立ち代りながら次々に新たな音場を形成していく。
それぞれのメンバーが高い技術に裏打ちされた個性的な演奏をしている。弓でノイズ的なソロを弾くベース、七色のレガートで最も"ジャズ的"な演奏を聴かせるドラム。ミュートを効かせたペットの苦しげなハイトーンはサーストン・ムーアのギターフィードバックのようだし、絡むクラリネットの高音にもどこか管本来の音とは遠いような独特の揺らぎがある。ギターの演奏は一際フリー・インプロ的で、コードなんかはあまり弾かずにランダムに音を散らした高速の単音弾きやスクラッチノイズを多用する。これらの音が一体になった演奏が、それでも噛み合って音楽の体を成すのは不思議でもある。

こうしたフリージャズ的な音源だとアヴァン・ロックから流れてきたプレイヤーのものなんかを聴くことが多いから、純粋なジャズ者による演奏というのを新鮮に感じる。確かに彼らの演奏の底にはジャズイディオムの高度な実践があり、その上で彼らの音は自由に鳴らされている。こうした音楽ほど、演奏によってプレイヤーが丸裸にされる音楽もない。そう考えたときに、ここに明確にジャズのカラーが現れているのはとても面白い。

Weasel Walter Quartetなんかは汗だくアッパー系でそれもえらく気持ちいいんだけど、逆に彼らはダウナートランスに落ちていける感じがとても良い。
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