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青春ソバット

新鮮つーか…
新鮮つか…

というわけでBLです。
青春ソバットが面白い。
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続き。
大丈夫!IKKIコミックスのBL本だよ!

「嬉し恥ずかし、恋せよ男子!!」という名言が踊る帯からしてかなりキてしまっている感のある『青春ソバット』なわけなんですが、これがなかなかどうして面白いんですよね。
BLははじめての僕でもすんなり中に入れたっていうか入れたり出したりできたっていうか。

ヤンキーっぽい見た目だけど純情なノンケ男子有田と、メガネの奥の瞳も鋭いイケメンでありながらハードゲイの白洲。このふたりの不思議というか微妙な関係が描かれるお話です。「オヤジにしか興味ない」「ノンケにゃ手出さねえよ」と豪語する白洲が有田に微妙にドキッとしたりするという、まぁ普通のマンガ読みの人は誰も待ち望んでいないであろう展開があったりなかったりする話です。

面白いと思ったのは、ここに以前に『つぼみ』について書いたことと同じような問題が読み取れることで…。
例えばラブコメ作品なんかで描かれて面白いのって「ふたりは恋人どうしだ」「ふたりは友人だ」みたいな関係ではなくて、そのふたつの間の微妙な関係だったりするじゃないですか。そのなんとも言えないグレーゾーンっていうのが…本当に微妙な領域だと思うんですけど…BLあるいは百合的なファンタジーを混ぜ込む余地だと思うんですよ。
この記事の一番上に貼ったコマなんですけど、このあと白洲は「お前といると…なんか和むなー…」とか言ってそのまま寝ちゃうんですね。そこどまりの距離感っていうのがこの作品では延々と描かれていて、これがとても面白いなと。直接的な描写はないものの、白洲はほかの男とはやることやっちゃっていて、有田も話の中で脱童貞するので、逆になんとも言えないこの関係というのが強調される感じに。

しかしこの関係の名付けがたい感じって、本来普通のことだったんじゃないかなぁと思う部分もあります。
そも友達やら恋人やらという関係のありかたに明確な定義などはなくて(それは婚姻関係のような契約ではないので)、だからマンガやドラマでの「わたしたち友達だよね?」みたいなセリフは往々にして痛々しく響きます。関係の呼び名というのは第三者に便宜的に説明するために用いるもの(「こいつは俺の友達の…」)であって、当人に確認するようなもの(「わたしたち友達だよね?」)ではないはずです。
上で「関係のグレーゾーン」と書いたんですけど、人の関係の本質ってそこでこそ描けるのかな、とも思うんですよね。僕がBLとか百合とかどうしても気になっちゃうのってそのせいなのかな?とかちょっと思いました。


ガス・ヴァン・サントの映画に『ジェリー』ってのがありまして、ふたりの男がひたすら砂漠を歩いていくという映画なんですが、この映画見て思ったのってここで書いたこととかなり近くて。まっさらな砂漠の中でふたりの男の関係は人間のあいだにあり得る様々なかたちに次々変容していくんですね。別れたり出会ったり助けあったり罵倒したり…で、最後は何をやっているか分からんというか、愛していることと憎んでいることの極端なモードが同居しているみたいな妙な感じになるという。
同じガスさんの最新作の『ミルク』で「ジェリー」に電話をかけるシーンがありましたねぇそういえば。
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