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Okkyung Lee 『Noisy Love Songs』

さっき気付いたんですけどね、このブログもう3年やってるらしいですね。何やってんですかね。
あと最近のことっていうと勿論アレですよね。NEWラブプラス。
09年9月からだから、マナカさんとのつきあいも何気に2年半とかそんなですよ。何やってんですかね。
いやあ生きてるって不思議の連続だなぁ…(適当)。


Noisy Love SongsNoisy Love Songs
(2011/03/22)
Okkyung Lee

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Tzadikから、NYCのチェロ奏者Okkyung Leeの初リーダー作。
Peter Evansやイクエ・モリなど個性豊かな演奏者達を従え、一筋縄ではいかないアルバムに仕上がっている。

サウンド的には室内楽をベースにしていて、音律はオリエンタル。そこにフリージャズ~インプロマナーなアヴァン・ノイズが接続されている。それぞれの要素が喧嘩することなく溶け合って、独特すぎる世界観を立ち上げる。
雨音のサンプリングとループし続けるヴァイオリンの"One Hundred Years Old Rain (The Same River Twice)"からアルバムは始まる。トランペットとピアノのまばらなノイズがシネマティックな効果をもたらしていて面白い。
Leeの個性が表れてくるのは次の"Upon A Fallen Tree"。流麗なストリングスの絡みから始まる演奏が、中盤、一変する。ヴァイオリンとチェロによる、アヴァンギャルドとクラシカルの交錯するソロ。歌い上げると同時に金切り声を上げる両楽器の音の応酬に圧倒される。楽曲の最下層にシンプルな反復フレーズが敷かれているところは前曲と同じ構造。
続く"Kung"は更に一転してアグレッシヴなリズムを主体にしたリフ曲で、違った表情を見せてくれる。テーマ~アドリブ~テーマの流れが3分半の中に凝縮されているところも相俟り、アルバムの中でもシンプルな印象。ここから流れる"Saeya Saeya"で聴かせるのは抽象インプロ。よくこうクルクルとサウンドを変えるものだなぁ。トランペット、ピアノ、チェロの緊張感に満ちた差し合いは、アルバム中でも特にはっとさせられる演奏になっている。

ここまで聴いて面白いと思うのが、エレクトロニクスが入る部分もあるものの、ほとんどがアコースティックで形作られるサウンド。アコースティック楽器によるノイズ的表現をかなり突き詰めている。
全編で展開される引きちぎるようなチェロのソロ。コード感を持たせず、フリージャズ的に振る舞うピアノ。アヴァンギャルドな奏法を駆使するトランペット。やはりこの三者が軸ということになるだろうか。

ピアノとチェロのデュオ編成による無調即興"Danji"、反復のベースフレーズが煙たい雰囲気を漂わすノワール風"Roundabout"、木琴の浮遊するメロディとダイナミックに暴れまくるチェロの対比が異様な"Bodies"…。アルバム後半も手を変え品を変え、ヴァリエーション豊かで飽きさせない内容になっている。
ほとんどジャンルレスといっていいくらい多様なサウンドで、クラシック、フリージャズ、現代音楽等々、あらゆるところからの影響を感じる。にも関らず全体にガチッと統一感があるのがまた面白い。
この人、普段は即興演奏系で目にすることが多い名前なので、アルバムもそういう感じかと思いきや…これはなかなか刺激的な一枚でした。

アルバム内容の幅広さのせいか、いつもよりとりとめのないCD感想になってしまったかも。

続きにライヴ動画など。
つべにカッコイイ演奏がやまほどあって困ります。

6ix。これはアルバム内で繰り広げられてるサウンドにかなり近いかも。



ソロ。すばらしい演奏。
なんで客はあさっての方向を向いて聴いているのだろうか。ブルックリンというのは不思議なところだな。



C.Spencer Yehと。こんなストリングスセクションがいたら僕はもう…!
や、更にLonberg-holmがいたらとかKvernbergがいたらとか考えてしまうんですけどね。



Christian Marclayと。見てくださいこの僕ばかりが得する組み合わせを。
あとあんま関係ないけど、ある時期までDJってのはターンテーブルを演奏する人のことなんだと思ってましたね。
すっごい非リア感溢れる勘違い。


他にもいい演奏がイッパイアリマスので、興味持たれたら関連動画から色々見てみるのもオススメです。
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