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Sonic Youth 『Simon Werner a Disparu』

こういう端書きみたいな感じで告知すんのもあれですけど、ライブ決まりました。
5/17(木)高円寺無力無善寺にて。
MOGI KOJIN+UNDERTOWという名義になります。
ただ何となく我々は放置されている の中の人と、drとbaのデュオ編成です。
ハードコア即興やります。
相方の人とは当日初めて合わせるわけですが、まぁ遠慮なしでぐちゃぐちゃに弾きまくる予定です。
よろしければ。


Simon Werner a DisparuSimon Werner a Disparu
(2011/02/15)
Sonic Youth

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SYR9、Sonic Youth Recordsからの11年作は、ムービー・サウンドトラック。
"Simon Werner a Disparu"消えたシモン・ヴェルネール、と題されたフランス映画のために録音されたアルバムがこの作品になる。
高校生の連続失踪事件を追うかたちで展開される青春群像劇。というと、例えば"明日、君がいない"なんかを思わせるところもあるし、前評判として僕のフェイバリット監督ガス・ヴァン・サントの"エレファント"が引き合いに出されていたりで、映画自体も気になる(未見)。
それを差し置いてサントラだけ独立した作品と見ても、非常にすばらしい一枚だった。

アルバムはサントラというだけあって1~6分と適当な尺の曲が12並んでいて、最後にエンドロール用だろうか、13分の曲が締めているという構成。Sonic Youthのここでの編成は、Thurston Moore、Lee Ranaldo、Kim Gordon、Steve Shelleyとあるから、中心メンバーによる基本的な編成と言ってよさそう。他、前述のラストの演奏でjim O'Rourkeがベースを演奏している。

ノイズロックやアヴァンギャルドの色を溶かし込むオルタナ・インスト。全体としてインディ寄りなジャリッとした手触りのサウンドに、幽玄と恍惚のギターワーク…と、ああ、Sonic Youthだなぁ…な音なんだけど、中でも出色はやはりラスト、"Theme D'Alice"。
アルバム中何度も奏でられる主題としてのコード進行がループし続け、その上で三本のギターが恍惚のジャム・セッションを展開していく…。
尖ったトーンの単音メロディ、とろけるリヴァーヴのコード、荒く歪んでカッティングされるリズム。ギターの分担は最初はっきりしていて、徐々に渦を成していく。浮遊するようなベースラインと直進するビートのリズム体の対比も心地いい。何よりも全体のサウンドプロダクションがいい。音の全体を綺麗に捉えているのにローファイで荒々しく、不安感を煽るような雰囲気によく貢献している。
演奏は中盤、ノイジーな混沌のパートに向かう。この波が引けていく部分でのギター・ヴェールは、夜闇がほろほろと解けていくようで絶品。フェードアウトで終わっていくところなんかも掴みどころのなさが出てよい。

映画のほうの内容を反映してかアルバム全体には統一感があるんだけど、ちょっと変わったような面白いパートもある。
例えば"Les Anges Au Piano"なんかがまさにそれ。サイケデリックに始まったかと思いきや、リヴァーヴしまくるピアノとフィードバックの混じり合う実験音響の美しいパートへ。ここから続く"Chez Yves (Alice Et Clara)"は強靭なドラム・ビートに始まるノイジーなロックで、その流れも面白い。
"Theme De Laetitia"も実験的なトラックで、エレクトロニック・ノイズのパルスと輪郭のないファズギターの波が寄せる不穏なサウンド。アルバム全体から見ても異質な悪夢的なサウンドスケープはひとつのハイライト。
他に美しいピアノの"Jean-Baptiste Et Laetitia"などを挟みながら、基本的に茫洋とした不安感と圧迫感に苛まれたノイズギターが鳴り続ける。アルバムの全体としてはそんな様子の音。

エクスペリメンタルで、甘く、とろけるようでいて、強迫的でナイーヴで、間違いなくSonic Youthのアルバムといったところ。
ジャケットが非常に美しいので、これ目当てでLP版買うのもいいかも。
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2012.04.14 00:25
 

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