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Textile Trio 『AAA』

最初に告知を!
もう今週?ですか…
5/17(木)に高円寺の無力無善寺というところでライブやります。
UNDERTOW+MOGIKOJINという名義で、drとbaのデュオ編成で激しく即興します。
我々の出番は二番手で、19時半ごろから演奏の予定。
楽しませますので、ゼヒゼヒ遊びに来てください


そろそろ前回の『坂道のアポロン』にあやかった記事の反響も沈静化してきたんで、通常運行に戻ろうかなーと…。
いやあれが思った以上に拡散したもんでビビりまくりですよ。
100RTとか50ふぁぼとか平民の僕にしたら怖いですよ逆に。なんか半分冗談のつもりで書いた前置き部分とか、結構マジメな反応もらってますし…ツイッターで検索したらアポロンの制作スタッフのとこまで届いちゃってますし…。
人気アニメの力、すごいな!っていう。

(以上、ミサワ顔で)
まぁとにかく読んでくれた人には感謝感謝ですよね
参った参ったを装った自慢を書いたらすっきりしたので、今日の音源いきますわ。


Songs From Under The Floorboards
お求めはMeditations屋さんで。
限定100枚とのこと、お早めにどうぞ。

前回取り上げたStrotter Inst.。実はあのあとライブもう一度見て、CDアルバムも届いて…どっちもすばらしかった。ターンテーブルでゴンゴン頭ぶっ叩かれてるような驚き。
そんなわけで最近この楽器が気になっているということもあり、またターンテーブルもの。
C.Spencer YehやGreg Kelleyもリリースするインターナショナルな実験音楽レーベル、Intransitiveから。

アルバムタイトルがパッケージには"Songs From Under The Floorboards"と載ってるんだけど、レーベルカタログ見ると"AAA"となっている。アートワークのモチーフになっているのもこの"AAA"。どっちが正しいのやら…?
で、この"AAA"、ちゃんと意味があって、参加メンバーの名前の頭文字だったりする。
Alexandre Bellenger - turntables
Aaron Moore - drums & trumpet (前衛即興の有名どころVolcano the Bearのメンバーでもある)
Arnaud Riviere - repaired tuntable & prepared mixer
↑AAA、っていうことですな
というわけで、世にも奇妙な2ターンテーブル編成の即興トリオ、Textile Trio。

アルバムに収められているのは7分半、12分、20分の3つの演奏で、タイトルは与えられていない。
どんな音が出てくるのか想像できない編成なので、とりあえず聴いてみる。
シャン、と一度ハイハットが踏まれたあと、二言三言交わす言葉が聴こビャオオオオヂキヂキヂキヂキドガガグシャッ!グシャッ!グシャグシャッ!…と予備動作もなしに鼓膜を平手でぶっ叩くような不快指数100%ノイズ。ムチャクチャや、気持ちよすぎる!
暴力的な質量の濁流ノイズと叩きまくりフリージャズドラム、バチバチという金属ノイズも混じる。狂騒を抜けた先、僅かに電子ノイズを挟んだ次の展開は歪んで崩壊気味のドラムンベースなんだからもう意味不明。そこに乗ってくる無関係なリズム刻みのドラム、これまたブチ切れまくる電子ノイズ。
轟音カオティックノイズと超ハイスピードのインタープレイを行き来するような演奏で、しかもそこに何ら脈絡のない音素材が次々ぶち込まれていく。オーケストラのCM風ピース、ドライヴするギター、歪んだキック…。まともな神経の鍋奉行がいたら即卒倒して病院行き確定のクソ闇鍋だ。
片方が精神錯乱気味のサンプリングを始めれば、もう片割れのターンテーブルはもっと直接的なノイズで対抗する。これは恐らくレコード以外のものをレコード針で引っ掻くか何かして出しているのかな。無理矢理加速されたボイス・サンプルが高速スクラッチと対決し始めたあたりで、聴いてるこっちはもうほとんど爆笑しか出なくなってくる。頭おかしいだろ、これ。
そんなところであっという間の7分半がTr.1の内容。

楽器として用いるターンテーブルというと、ミニマルな方向に向かう楽器特性だったり、演奏者にアート寄りな人が多いこともあったりで、例えばフリージャズにおけるギターやサックスみたいな攻撃的なイメージは全然なかったりする。
ところがこの連中はどうか。どうなのか。
映画"ショーン・オブ・ザ・デッド"で主人公達がレコードをゾンビの頭に向かって投げつけていたけど、こいつらのレコードへのアプローチもそれに近い気がする。聴衆の耳朶にアームごとレコード針突っ込んでターンテーブルでしゃにむにぶん殴る気満々の、超攻撃的アプローチ。
その無限のサウンドソースとアチラの方向にかっ飛んだクリエイティビティでもって無闇に原始的冒険に目覚めた心走り出した挙句の果て、ターンテーブルというマテリアルの持つ意味をすら再定義する。

アルバムは全編に渡ってテンションを落とすことなく、トランペット&ドラムス担当のひとりフリージャズ、物音即興的なアプローチ、埋め尽くすドローニッシュな地響き、混乱したエレクトロニックノイズ雨あられ、ふざけたコラージュ、3人全然別の方向を向いてビート構築、さながら秘密と重罪と悪戯と恐怖のアマルガム…雑多、いや猥雑極まるサウンドを"高速で"とっかえひっかえしながら、ドロドロに蕩けた極彩色のカオティックな小宇宙を練りあげていく。
「終わりでおk?」「おk」「www」みたいな会話でtr.3の演奏は終了する。ああ、なんだ、笑い疲れたし頭振りつかれたし律動体操し疲れたしこんな狂った音楽久しぶりに聴いたよあたしゃ。
そういうワケなので僕はこのブログで何度か書いている締めの文句をこのアルバムにも添えたいと思うんだけど、つまりこのアルバムを楽しむ方法は単純で、爆音で聴いて狂って踊ろうぜと。



ターンテーブルの音攻撃に対抗するために今回は僕もサンプリングを多めに盛り込んでみました。

レーベル公式でtr.1試聴可。
こちらのサイトにステキなレビューが。
This is fucking killer. This is fucking killer!!

続きにライブ動画など。
Textile Trioでの演奏は見つからなかったんだけど、参加メンバー各々面白いものがあり。

Alexandre Bellengerが組んだサンプラーでのパフォーマンスの様子


Arnaud Riviereによるターンテーブル演奏


Aaron mooreの参加するVolcano the Bear
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2012.05.16 20:46
 

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