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Steve Noble & Stephen O'malley 『St,Francis Duo』

はい~大阪イベント盛況のうちに終了しました、ありがとうございました。
参加者の建水さんがこちらで少し映像をあげてくれているみたいなんで、よろしければどうぞ(僕参加のものはないですが;たぶん後日音源出します)。

というわけでえ~、新番組面白いですねぇ。
中二病でも恋がしたい!、リトルバスターズ!、ひだまりハニカムあたりはもう通いのラーメン屋といいますか、暖簾くぐる前から旨いもんが食えるの分かってるようなもんなんですが、まぁやっぱりスゴイねえっていう。
となりの怪物くんとか、始まる前に部屋の壁にスポンジ貼る作業が捗りますねえ。木曜深夜でもないのにこの作業をすることになるとはねえ。
あと所々トチ狂ってる作品としてガールズ&パンツァーとか、深夜に声出して笑ってますね。これ狂ってるだろうってとこだとえびてんも結構美味しいですが。も少しマイルドな萌えアニメだったらお兄ちゃんだけど(略)とか…
ノイタミナ枠でサイコパスはまんまマイノリティ・リポートみたいな話なんですけど、SFSFしててまた良いですね。
でまぁそんな中僕が一心不乱に悶え狂ってるのは武装神姫なんですけどね。ええ。このブログのaboutのあたりとかにも多少なごりが感じられますけど、数年前ハードコアなアレだったもんで…こう…個人的なノスタルジーと作品への感動を勘違いするやつっていうか…分かってても推してしまうというか…。いや本当に面白いですよ。
あとアニメじゃないけど孤独のグルメやってたりとか、月末には花のズボラ飯も始まったりねぇ。
いやぁ生きるの楽しいですねえ。
まぁそんなとこか。じゃあまた…



じゃないっすねえ。

St. Francis DuoSt. Francis Duo
(2012/05/08)
Stephen O'Malley & Steve Noble

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というわけで本日ご紹介するのはこちら。

トライバルなタムのパターンから一瞬のうちに雪崩れて重なるギターギターギターギター、これギター何本あるんだよって感じの重層的な轟音の深みにずぶずぶと溺れるオープニング。連続するストロボのようにあちこちで弾けるシンバルとドス黒いギターノイズの渦で一気に恍惚の彼岸まで引っ張られる。
フリージャズ、ドローン、ダークアンビエント、ノイズまで圧倒的な引力で暗黒物質に凝固させていく極悪即興、生み出すはなんとデュオ編成。

ドラムス/パーカッションを担当するSteve Nobleはフリージャズが主なフィールドで、Alan Wilkinsonのトリオなんかでその凄まじい演奏を聴ける。
この人はジャズとか抜きにアヴァンギャルド系ドラマーとして現行トップクラスの実力の持ち主で、その表現力の一端はこのソロ演奏の映像からも感じ取れるかと。

偉そうなこと言うけど、叩くということと演奏することの違いに思いを馳せてしまうというか、この人の演奏を前にするとそのふたつの違いが残酷なくらいに際立ってしまう気がする。

ギターはStephen O'malley…書き間違いじゃないですよ。同姓同名の別人でもない。あのO'malleyさんですわ。
オマレイ?誰やねん?と言う人はただちにこちらで無料配布のフルセットライヴ音源をダウンロードし(お早めに)、頭振りながら打ちのめされましょう。1曲?で1時間半という尺にも打ちのめされましょう。
もはや音でなし、暴力的な振動が襲い来るライヴで名を馳せる世界最轟音ドゥーム/ノイズドローンバンドSUNN O)))、その中心人物がStephen O'malleyっすわな。
今回の音源はそのO'malleyが素顔で挑んだタイマン即興バトルvs最強前衛太鼓叩き、というわけ。


アルバム内容はSIDE A,B,C,Dと分割されていて、おなじみCafe OTOで2010年の8月18日及び19日、二夜に渡って行われたライヴの内容を収めたもの。A,Bが18日分、C,Dが19日分。がっつり76分間の嬉しすぎて胃もたれしそうなボリューム。
全体でへヴィ&スローなビートを中心に組み上げるNobleのドラムも意外なものだけど、やはりO'malleyのギター。面白いのは全くジャズ的な要素がないこと。
こうした即興関係だとやっぱりジャズ的な要素っていうのはほとんどのもので入って来るんだけど、O'malleyの演奏にはそれがない。この人にしかできないし、他の誰もやらないし…つまり、ほとんどの場面で、何も合わせることをせずに自分の演奏をしている。
何本ものギターが折り重なっているような濃厚な空間演出、地を這う執拗な持続音、トランスする反復パターン、黒く塗りつぶす圧倒的な轟音。SUNN O)))好きの皆様におかれましてはご安心、ここで鳴っているのはO'malleyそのもののあのギターですよと。
応えるNobleも基本的にはO'malleyの展開する世界に沿う演奏をしながら、やはりそれだけでは終わらない。攻め込み、煽りまくる。SIDE B冒頭、パンキッシュに猛進するビートに浮かされたギターがここぞと、ぶっ壊れたグシャグシャのノイズを全音域的に叩き付ける!このあたりの展開は演奏者間の尋常でない感情の交感が見て取れて、超スリリング。
SIDE Cではド迫力のドラムソロから演奏が展開する。基本を反復のビートに置いているけれど、挟んでいく手数の多さが生む音の厚みに圧倒される。ここの中間部にも少し意外な場面があり、大きく間をとりながら二人が音を交換していく。ここでも一音一音を置くように演奏するところにO'malleyらしさが伺える。
二人とも個人の表現者としてストイックに演奏をしているし、自分のカラーがはっきりとついているんだけど、それがふいに交わってしまう瞬間が面白い。その積み重ねが緊張を増していき、忘我の轟音へと至っていくそのプロセス…完成された即興演奏という気がする。

一貫して触れ幅は大きくない、というか、全体の印象が本当にひと塊でポンと出てくる、それでもここでは、それゆえにムチャクチャに素晴らしいアルバムになっているという不思議な一枚。僕の個人的な考えではあるけど、やっぱり即興って自分を通していかなきゃ駄目だし、自分を通せるだけの表現力が伴ってはじめて即興として完成すると思うのね。何となくその場の空気になって場にそぐう演奏をしているのって、即興とは言わない、というか…。
その意味で個人として完成されている二人のアーティストが容赦なく互いの表現をぶつけ合うこのアルバムには本当に鬼気迫るものがある。予定調和的な折衷の全く見られない演奏は触れれば切れるほど鋭くて、痛快でもある。
なんていうかごく単純に言って、聴いてて背筋の伸びるような…とくに演奏者として…そういうもの。



続きにライヴ映像など。

まずは音源と同じ編成から。なんちゅう迫力。



クラリネットのAlex Wardとのデュオ。圧倒的。圧倒的。
終盤、いや全然普通に叩けるぜとばかりに叩きまくるNoble、食えねえオッサンである。



Stephen O'malleyソロ、この人のギターの特殊さがよく分かる映像という気がする。



O'malley、おなじみ灰野敬二、Oren Ambarchiとの最強多国籍軍で。この編成のアルバムもあるということで、ムチャクチャ欲しい!



こんなのもあった。O'malleyのキュレーションによるイベントのようで、面子がとんでもないことになっている。



冒頭で書けなかったからここでちょっと書いとくんですけど、大阪イベントの翌日、帰る前に少し京都に寄り道しました。
そこで念願の、いつもお世話になっているMeditationsさん及びParallax Recordsさん訪問!いやどちらも実店舗面白かった。特にParallaxさん、ほとんどの商品に愛情こもった手書きコメントPOP貼り付けている凝りようといったら…ツイッターでいつも面白おかしいツイートを投下してくれる店長さんに会えなかったのは残念だったけど、非常に刺激になった。現音中心におもしろい音源もいろいろ仕入れましたので、またご紹介します。
ではでは。
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