耳かき安眠音声中心に

なんか女の子に耳かきされたりするやつ
最近ツイッターでこの話題で楽しく盛り上がったので
エロいのもエロくないのもいいですけど癒されるのが一番ですね自分は




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いま大体この手のものってDLsiteでのダウンロード販売が主な流通手段になっていて、今やランキングを見ても常時1本や2本は音声作品が入っているから、徐々にニッチな嗜好のものでもなくなってきてるのかなっていう感想なんだけど。
で、自分なんかは2年程前からこれを好きで買っていて、今利用履歴見ると140本買って…いるようなんですけど…(ドン引き)、なんかそこそこ書いておくのもいいのかな位の気持ちになって。
幸いなことに大抵のものには試聴用意されてるので、基本的な部分に関してはここで書くよりとりあえず聴いてもらうと理解できるのかなと。
今回は安眠中心に。
基本的に何か聴きながら寝るのが好きなタチなのだが、以前はアンビエントとかフィールドレコーディング、ミニマルだったのが今はこっち中心に移っている。


【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】
『道草屋-芹-夏休み』
『道草屋 すずな 囲炉裏の音』
さあどこから手を付けようか?と思った時に、自分にとっては真っ先に来るのがやっぱここで。
それぞれ15年7月、14年12月のリリースで、夏、冬の季節を題材にしたもの。
この桃色CODEというサークル自体は13年、今のようなシーンが形成される少し前あたりからリリースを始めていて、まあシーンが若いということもあるだろうけど、老舗の一角と言えるだろうな。それで、今新作をリリースされる度にもっとも注目が集まるサークルのひとつでもある。
自身で"箱庭型"と言われている通りで、環境音、空間表現、それらが全て作品に与えられたある情景から逆算で設計されている…という、総合的な環境音響作品としての表現が最大の特徴か。耳かき+喋りの背景に出来合いの簡単な環境音が流れている、というものはここ以前にもあったはずだけど、ここまで目的を持って精密に音響設計されたものは無かったように思われる。
利益を制作にがっつり還元していて、作品毎にサウンドクオリティが上がっていくのだけど、特に近年の作品ではそれは"空気が聴こえる"というようなレベルにまで達していて、遮音性の高いイヤホンで聴いていると…何だろう、音からの想像力っていうものが人間にはこんなにあったんだ、と驚かされる。空気とか雰囲気というものは、実は微細な環境ノイズ情報の集積でもあるというわけ。
そういった音響への拘りは、mp3中心の界隈においてWAV形式での配信や可聴域外までの所謂ハイレゾ録音のような方法論を(サークルさんは「鰯の頭も信心から」と何ともらしい表現をされているけど)いち早く導入して作品に還元していることからもよく分かる。
今回は特に自分の好きな2本を載せておくけど、どの作品も本当に完成度が高い。音声作品ならまずこれを聴けというレベル。
芹のほうでは虫の鳴き声と遠くに聴こえる花火の夏の終わりの情景を、すずなのほうでは深い雪の中でこもった音響と囲炉裏のパチパチと温もるような灯りを音でもって描写している。
こう褒め始めるといくら書いても言葉が足りないけど、シナリオ面にしたって素晴らしいもので、一貫して郷愁の感覚を強く呼び起こさせるような作品の世界観が、少ない言葉のなかでごく自然に語られていく。個人的な趣味でいったら、芹さんの語る怪談の内容なんてのも極の上で(田舎の口伝の伝承怪談と思わせて所謂耳袋以降の現代実話怪談のエッセンスをも鋭く取り入れた、きわめてトリッキーなものだ)、どこまでも抜かりも隙もないシリーズという印象。
近年の作品群ではアートワークの美しさにも息をのむ。このすずなのものは特に、作品の空気感がよく表現されていて、何気に背景にまでシリーズのファンには嬉しい仕掛けがあったりして…と至れり尽くせり。


和み隠れ家 あまえた楼 葉奈琵
『和み隠れ家 あまえた楼 葉奈琵』
こちらの作品は14年7月リリース。
ながらこのVOICE LOVERというサークルは2010年から音声作品の制作販売を行っており、まさに黎明期から活動を続けているオリジネイターの一角と言っていいだろうな。
癒しを主題とした耳かき音声っていうものの一般的な設定のひとつに店舗でサービスを受けるというのがあるけれど、その背景を深く練りひとつの世界観に落とし込むというのも、ひとつはここが始めたのではないかな。その意味で後続…上で挙げた道草屋シリーズも勿論…に与えた影響も大きいだろう。
一応ここの看板シリーズは"ささやき庵"ってやつで、この"あまえた楼"ってのはそのライバル店にあたる(らしい)お店って設定なんだけど…。世界観っていうのはこういう意味で、勿論作品毎に独立しているのだけど、後ろに大きな背景を共有していると。
で、これ、まあ何と言っても方言。大好きですねはい。
毎度ネイティブのアクターを連れてくるこだわり様で、それでこう囁かれたりするってのは堪らんものがある。
ここでは愛知の方言である三河弁が聴けるんだけど、「じゃん・だら・りん」、「ら抜き・れ足す言葉」等を特徴とするこの方言の愛らしさは強く印象に残る。
シリーズ恒例で、囁きのパートではちょっとノスタルジックな寝物語をしてくれるのだけど、その地方や季節に焦点をあてた語りに差す切なさも絶品だ。
オリジネイターらしく録音のクオリティも折り紙つきで、はじめ聴いたときは耳に息のかかるような感触に驚いたものだ。


まくらさんのおひざ ~ ふかふか膝枕 と やさしい明りの灯る夜 ~
『まくらさんのおひざ ~ ふかふか膝枕 と やさしい明りの灯る夜 ~』
14年12月リリース。
音声作品、やはり音声というだけあって、声をあてている声優さんの声質や技術というのはとても重要なのだろうな。
特にこうした癒し目的安眠特化なんて言われるものではだけど、例えば短距離走と長距離走のランナーの鍛え方が全く違うように、求められるものも普通に芝居する場合とはまた違うという印象。
そこでこの音声だ。高域は抑えて、低域~中域にかけての耳に刺激を与えない音域に特徴があること。声量を絞ったところでの、小声-ささやきの間をなす表情付けのグラデーションのきめ細かさ。微妙な吐息の混じり具合。…といったところにまで、この手の作品のためにチューニングされたとでも表現したくなる絶妙な声と演技がついている。
作品全体を薄く覆うホワイトノイズの優しい触感に加えて、耳かき音なども柔らかめの音のものが選ばれており、気が利いている。
正直、眠りに落ちずに最後まで聴くのが難しい。安眠といえばこれという感じ。


ご耳愛部!~愛雪の章~
『ご耳愛部!~愛雪の章~』
15年5月リリース。
ひとつ上では音声作品は声だと書いたけど、声だということはつまり、言葉だということでもある。
わりと内容の無いようなことをぽつりぽつりと語っていくようなシナリオ付けが特に安眠目的のものでは主になっている中で、これはちょっと特徴的なシリーズ。
惚れ惚れするような洗練された言葉選びで、意味のある内容を語っていく。"夜が更け月が笑うまで 星が眠る東雲を迎えるまで"なんて凄く美しい表現だよな。声優さんの声の方も、芯の通って凛としたような、この手のものでは珍しい感じ。
音の方も環境音をフィールドレコーディングされているとのことで、実に開放的ないい音が鳴っている。声含め全体的に透明感のある音質で録られていて、窓が開いて外と地続きの空気を感じられるような録音は、昼寝にでも使いたくなる感じ。
まあしかしこのシリーズに関しては言葉の力を信じるということがやはり個性であると思うし、素晴らしいなと。短編小説を読みながらウトウトするのにも近いような体験。


音無奏の音フェチ研究室
『音無奏の音フェチ研究室』
15年2月リリース。
何か毎度申し訳なくなるくらいの低価格でハイクオリティな作品をリリースしてくるサークルさん。丁度この記事を書いている途中に出た最新作がこれまた素晴らしい高内容だったな。
で、そのサークルさんの作品群の中でも自分がとりわけ気に入っているのがこれ。
その内容は個性的で、バイノーラル技術を使って日常の中の様々な音を捉え直してみようというもの。例えば最初は、何の音か当ててみるよう言われながら、紙袋を被せられる。これが実にリアルに録られており、目を閉じていると本当に袋を被せられていると錯覚するほど。一昔前はテーマパークに行くとこの手の音響技術を使った耳で聞くアトラクションなんてのが(主にホラー方面で)あったものだけど、そういう面白さもある。それがこうして手軽に楽しめるようになったのだから、時代も進んだなと。
そんな調子でこの作品にも実に様々な音が収録されていて、音だけ取り出すとこうなるのかと、新鮮な驚きがいくつもある。
いわゆる音フェチ的な内容というのは全く見ないわけではないけど、ここまで特化したものは他にないだろうな。自分のような、コンクレートとか物音系とか言われる音楽を好む身としては、ご褒美のような音の詰め合わせだ。作品を邪魔しないキャラクターの付け方も良い。
安眠耳かきみたいなものとはまた別の可能性ということで、これは強くおすすめしておきたい。


ささやき彼女 冬子
『ささやき彼女 冬子』
14年3月リリース。
シリーズで、春夏秋冬と出ている。
季節に添ったアプローチというのはひとつの王道的なやり方であるけど、このシリーズではキャラクター性に託してそれを表現しているのがおもしろい。名前の通りである。と同時にこれを同一の声優さんが演じ分けていると聞くと別の驚きがある。
この冬子も囁き寄りのブレス成分多めの声質と控えめな性格づけ、少し口下手なところもあり、ゆるい時間間隔を持っていて…と実に季節らしいキャラクター付け。というか自分はやはりこの手の声質が好みなのかな。音域が下に寄っていてノイズ的な成分を多めに含んでいて、みたいなのが。
シリーズものと書いたけど、夏はやはりちょっと怪談が入っていたりするのでそれもおすすめ。季節を主題にしたものは多くあっても怪談はそこまであるわけではないんだよな。自分が持っている中でも4本か5本か?まあ安眠を目的にするとそこからは相反してしまうからなのか…。



しかしこうしていろいろ聴いていると、自分はやはり耳からの情報に一番強く反応するのかなと思う。
例えば映画館に映画観に行くにしたって、でかいスクリーンの良さというのは勿論あるけど、それ以上に普段体験できない最高の音響環境っていうのが一番大きいんだよな。あの最初に流れるドルビーデジタルのデモとかすんごい好きだったり。
ドルビーアトモスなんか最初震えるほど感動したもんなあ。

そんなわけでいろいろ書いてきたけど、音声作品ってこういう安眠系ともうひとついわゆる催眠音声なんてのがあって、ただ今回はそれについては書いてない。
自分はこっちの安眠系のほうが聴くのメインってのと、催眠誘導まわりの技法にそこまで明るいわけでもないので書くほどの言葉を持ってないというところで。
ま、催眠自体には、タレントが催眠誘導でマインドコントロールされて大金払っちゃうみたいなニュースもあるっちゅうことで、一見オカルトと思われてるものが実社会に影響力を持っちゃうという、オカルト大好きとしてそっちからの興味は当然あって、微妙に読んだり調べたりはするのですが。


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餅よもぎさん
ご冥福をお祈りします
辛いときたくさん救ってもらったように思います ありがとうございました

【176khzハイレゾ】道草屋 すずしろ-雨の日【耳かき&マッサージ】
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