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Sissy Spacek 『Disfathom』 『Reversed Normalization』 『Duration Groups』

先日死の恋人ニーナって映画を観たのですけどこれがべらぼうに良くてですね。
付き合い始めた男と事に及ぼうとしたら、そいつの元カノがベッドから湧いて出てくるという、まあそのくだりが描かれてる予告がこちらですけど。
この元カノが事故で死んだときのままの姿で出てくるんで、血まみれデロデロで足とかももげたりしててw、でもわりと理屈で喋るしユーモアもあり……主人公の女の子がまたゴスな子なんで、元カノのこと受け容れてっちゃったり。何するにしてもビジュアルの見せ方がいちいち良くて、ちょっと普遍的な青春映画みたいなキラキラさもあり…。モンスター 変身する美女って映画ありましたけど、あれにも多少近いかな。あれもいい映画だった。
予告で使われてる曲がまたいい曲ですよね。


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John Wiese ジョン・ウィースのレーベルヘリコプターより同時リリースされたSissy Spacek シシー・スペイセクの新譜3枚。
去年の夏に集中レコーディングされたもののよう。
この人達については過去に結構取り上げてるのでそちらもよろしければ。
ChDEI2eUcAE2Rht.jpg
毎度お世話になってますArt into Lifeさんで買えるはず


『Disfathom』
近年の基本形態となっている
Charlie Mumma - drums,vocals
John Wiese - bass,electronics
の最小編成による作品。
昨年『Brath』という作品が同じ編成で出ていて、それは12分×2トラックの構成だったけど、今回のアルバムは18曲入り9分というグラインドコアスタイル。この人達、58曲入り11分とか75曲入り13分とかそっちの極致みたいな音源をリリースしていたときもあるので、その頃のノリですかね。
このアルバムの帯には
"NO SLOW PARTS
NO MIDTEMPO
NO BREAKDOWNS"
とマニフェストが掲げられている。
音もその通りでシンプル極まる爆音疾走ノイズグラインド。スティックでテキトーにカウントしてブラストするドラムスとバッキバキの歪んだベースにノイズエレクトロニクス、デスボイスで、もうとにかく曲が30秒ないんでとにかく疾走。わんこそば状態。
しかし『Brath』がほぼハーシュノイズ的な音像だったのを思うと、今回ベースも意外とリフっぽいし多少音楽的な気がする。
気がするとか言ってるうちに曲が終わってくのですが。
しかしこの編成の音源はいつも突き抜けてて良いなと。スコーン!て感じで抜けていくな。
"Meat Slave"という曲が30秒の中に山あり谷ありでとても良い。


『Reverssed Normalization』
今回の3枚はどれも編成が違うのだがこの音源は
Mike Du Bose - vocals
Chris Goudreau - electronics
Charlie Mumma - drums,vocals
Jay Randall - electronics,vocals
John Wiese - bass,electronics
と二人のエレクトロニクス奏者を迎えた特徴的な編成で録音されている。
因みにこの二人はソロアーティストとしても優れていてメチャクチャ格好いい演奏をするミュージシャンである。

てか二人だけでもやってるし

このへんの謎に豪華な人選はいつもながらウィースの幅広いコラボ活動の賜物なのでしょうなあ。
で、このアルバムは14分、13分、10分の3曲構成で、わりかし実験ノイズ寄りな演奏が繰り広げられている。
いるんだけど、過去のそうした傾向の彼らの音源ともまた違う感じ。
1曲め"Facial Corset"なんか聴いていると、ドラムはブラストしてるし、常にデスボイス乗っかってるしで、全体の感触がグラインドコアの体裁を保っているのだな。
トラックとしては長いけど、(彼らの音源によくあるように)実際には細かく区切られたごく短い演奏が大量に連結されているような箇所が多い。
エッジが効いて歯切れのよいエレクトロニクスノイズが大きなトラック内でのカラーを決めている一方、何も考えず聴いてたらやっぱり大量の曲が入ってるように聴こえるという。
"Dysphasiac"ではヴォイスに代わりエレクトロニクスの音が最前で、ハイスピードのノイズコラージュのような手触り。
"Weeping Appearance"だけが全体でひとつのまとまった演奏といった感じで、Blue Sabbath Black Cheerみたいなドロドロのディープなノイズによるダークなトラック。


『Duration Groups』
で、これ。
Ted Byrnes - percussion
Mike Du Bose - vocals
Ace Farren Ford - woodwinds,voice
Brad Laner - guitar
Charlie Mumma - drums
John Wiese - bass,electronics
6人編成で、加わっているメンバーはウィースの『Deviate From Balance』やヘリコプターから出ていたAirway エアウェイの新作ライヴ盤に参加していたメンバーとも被っていて、しかしその人たちがシシースペイセクで?ってなると、どういう音が出るのが予想もつかない。
しかしこれがスゴかった。
T坂口によるライナーでは非常階段が引き合いに出されているけれど、まさにそういう感じ。
36分1曲、ジョン・ゾーンのネイキッド・シティをグラインドコア化したような、フリージャズ的爆音即興と乗っかるデスボイス、ポイントポイントで切り替えを挟みつつ底なしのカオスへと突入していく…何と言えばいいのこれは?フリージャズノイズグラインド?
彼ら以前出してたボックスに入ってた"Abreq Ad Habra"という音源が大好きなのだが、そこにノイズロック的な旨味も加わったような、隙の無い一品。
やーこれはすばらしい。めちゃめちゃカッコいいです、今回の3枚の中でも特におすすめ。


昨年のLUFFでのライヴ映像

最高だ
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