FC2ブログ
 

 

2016年もありがとありがとなのですv

こんばんは!
皆さん、盛り上がってますか?
年間ベストです。
今年はシンプルに、音楽と、映画!で、いかせてください!
がんばっぺーっ、ウェイクアップガ~ルズ(ギネスビールの缶、カシューッ)!




どうやって始めるのか忘れたので特に前置きもなくいきます、10枚+ベスト1。
例年の如くベスト1以外は順不同となります。
各盤の詳細な感想はリンク先の記事をご覧下さい。
そういえば今年はひとつの記事で複数枚取り上げるかたちを大幅に導入した都合上、個別の記事では対象の盤が二番目や三番目に書いてある場合があります。


2016best_2017010800093843a.jpg




まず、ベストジャズ!
Yes Deer 『Get Your Glitter Jacket』
"僕の好きなジャズ"ですねこれは。
お見合いの最初の挨拶で目潰し失礼!って感じのトチ狂った音楽で素晴らしいし、なんかあの"かっこいい"一群の音楽、ジャズの先端的なやつにありがちなシャープな知性とか全く感じられないのがまた良いと思います。

New Monuments 『Long Pig』
マスヒステリズム2016 by サックス&ヴァイオリン&ドラムス&メニメニエレクトロ二クス。
それじゃあ一丁、死に曝すか?


ベストサントラ部門(新設)
坂本龍一 『怒り オリジナル・サウンドトラック』 牛尾憲輔 『a shape of light 映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック』
これは二枚ともですね、非常に素晴らしかったということでございます。
『怒り』のほうはオーケストラと電子音を絡めてミニマルの手法で仕上げたとても今日らしい劇伴で、映画の方は長尺にも関わらず既存の楽曲をほとんど全く使用せずにこのオリジナルスコアだけで音楽を作っているけど、充分にその役割を果たす重厚な内容。
『聲の形』のほうは映画の表現しようとするものの核にがっつりと関わっているサントラということでアルバムとして聴いた時の統一感があり、かつオリジナルな内容でクオリティも半端ないと。


ベスト持続音
Thomas Brinkmann 『A Certain Degree of Stasis』
昨年もベストに入れてしまったブリンクマン、近年のこの人のテクノ側から今まで誰もいかなかった方向に音楽を拡張しようとするブッ飛びっぷりは凄い。
そして、二枚組。
音楽はもともとフォーマットに外枠を規定されているようなところがあって、例えばLPやカセットなら片面の長さを越えてしまうような楽曲は基本的には作りにくい。CDでアルバムを作るなら、70分程度の枠に収める必要がある。複数枚組で制作するという操作は、それを無化することなわけだけど、デジタルが主流のひとつになってそういった枠がかなり消えてくると、むしろ複数枚が"普通にあり"な環境になってくるのかもしれない。
そんなところで、以降も複数枚組アルバム何度か登場します今回のベスト。

Phurpa 『Chöd』
これを聴いていると、とても原初的なくすぐりというか、本能に近いようなところを気持ちよくされるような気がするのですよね。
アジア人だからですかね。
で、上で書いたような二枚組ということでいえば、ひとつの世界観を表現するものとしてのアルバムという意味では最強レベルでしょうこれは。


ベストライヴ盤
Hedvig Mollestad Trio 『Evil in Oslo』
これ、記事はほぼ同時リリースされたアルバムの方のものなんですけど、ライヴ盤もこのアルバム聴いた時と同じ気持ちになったので…
もう一曲目でシャオラ~~~~~ッ!ってなりますよね。
恋に落ちる瞬間の音楽。
言うこと無しのとにかく聴けであります。
そしてこれも二枚組。


ベストノイズ!
Francisco Meirino 『Surrender,Render,End』
この記事の記事番号が503っていうのが結構気に入っています。
ありがたくもこのブログをずっと読んで頂いている向きにおかれましてはこの記事が上がった時点で(これはベスト入れるな)となったかと思いますが、まあ入れました。
メイリノは今年もいくつかリリースがあったけど、これはアルバム!というか…また複数枚の話につながるんだけど、尺が無関係になったときにアルバムの条件ってひとつはそれを統一する世界観じゃないか?という感じもしていて…全体を通してひとつの物語を語るような内容で、聴きごたえが最もあったかなと。


ベストベースソロ
Kasper T. Toeplitz 『Almasty』
この部門の常連で失礼。
お馴染みの全く完全にベースの要素が感じられない山あり谷ありのダーク持続音響渓谷。
ラップトップの作品やコラボものもあるけど、この人はやっぱりベースソロだよなぁという感想。


ベスト思い出し賞
Paul Buchanan 『MId Air』
もはや部門とか適当なんだけど、今年以前のリリースで聴いてみたら良かったやつ。
まさかの歌もの…本当にシンプルだけど、音楽に必要なもの全部ありますよ~という感じ。
毎年夏聴きそう。


閑話休題!
今年の秋ごろにサンボマスターをひさびさ聴いたらスゲー良くて、自分がリアルタイムで聴いていたのは3枚目までだったのだけれど、結局アルバム順に買い集めてって気付けば全部揃えてしまい…
3・4・5・8枚目はホントメチャクチャいいなと思っていて、わりと冗談でもないんですけど、というか素に言ってるんですけど、いいバンドだなあと思いました。
特に4枚目の『きみのためにつよくなりたい』は、彼らのいつもの感じからすると意外な、弱さと喪失の音楽なのだけど(ウィーザーの『ピンカートン』みたいな)、そのアンビバレントの中で改めて確認するように何度も叫ばれるアイラブユーと、"アイウォンチュー"、"きみはともしび"、"I love you & I hate the world"のような、全てを絞り切るような楽曲の存在、名盤だなと。


ベスト!
Dead C 『Trouble』
ロックンロール・イズ・デッド、バット。
最悪の音楽を演奏し続ける彼らなのだけど、凄いのは、30年やってなお、それが更に更に最悪のほうへと向かっていくということ。
ビートルズ『1』のパロディであるこのアルバムは、二枚組のボリュームで表現された彼らそのもの…
そう、パロディでありアイロニーであるのだけど、強力すぎる毒が宛先のものを食い潰している。それですり替えられた本質は虚無なのだ。
世界なんてどうでもいいし、時代なんてどうでもいいよ。そういう逆照射されたようなものが、残酷なほど正確に芯を捉えてしまうことがあるようだ。
Noの音楽。Nothingの音楽。
望まれなかった子どもの歌。



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


映画!映画の話をしましょう!
ベスト―ムービー。
例によって観たのは100本ほどですが、今年もいい映画が沢山あったなあという、まずそれなんですけども。
そういえば昨年やったアマゾンの画像リンクを利用する方法はいろいろ問題含みなことが分かったので(アマゾンのリンク自体の信用がなさすぎるのかセキュリティソフトで普通に消される)今年はタイトルをあげていく形でやります。普通に。
細かいことはググってくださいということです、すみません。
各作品とも僕のツイログで検索してもらうとそこそこちゃんと書いています。
音楽と同じくこっちも10+ベスト形式でいきます。


まずこれを言っとかないといけないのだけど、今年は邦画、ほんとにスゴかったねと。
ほんの数年前は邦画自体にとんと興味がなかったのですが、今年は見たうちの3分の1ほどが邦画。
それほどに観たいと思わせるものが多かったし、いけばそれで悪い意味で悲しくなったり眠くなったりということが全然なく、安心して観に行けるようになっていたのも大きい。
そんなわけでまず邦画部門からいくと…

『残穢』
『クリーピー』
『FAKE』
『聲の形』

『残穢』と『クリーピー』に関してはこっちで結構書いたけど。
ホラーなのだけど、邦画でここまで自分の足元から続いてる感じ、地続き感のある怖さを描かれるとホント勘弁な感じという。
足元と書いたけど、どちらの映画も自分の足元にあるものを想像することについての映画だと思っている。
『FAKE』はベストドキュメンタリーでもあるかな。それでいて見事な「映画」。森達也監督が提起し続ける、ドキュメンタリーを撮るという行為自体が避けがたく被写体を変えてしまうということ、ドキュメンタリーの暴力性、みたいなものが、キャリア史上もっとも美しい形で作品に昇華されているのではないかな。
『聲の形』は内容としては『FAKE』と双子のようなものなんだけど、普通のアニメの文法から外れたような画が無数に詰まっていて、映画的で、でもその映像の快楽とノスタルジーの押し寄せる感じはやっぱりアニメの喜びなのだ。表現の必然性というか、シナリオと手法と表現…音楽まで含めた…が不可分に結びつき合ってひとつの作品として結晶していることの美しさ。強度。ジェットコースターのシーンとか、本当、珠玉だよな。

『死の恋人ニーナ』
『ヴィクトリア』

この二本は同じくくりにしてみたのだが…
僕の中で愛すべき作品になったチョイスという感じかな。
『死の恋人ニーナ』って、何が良いということをズバッと言えるタイプの作品ではないんだけど、温室のように僕のために環境が調整してあるというか…画作り、映像であり、音楽であり、青春厨的ノスタルジーであり、毒のあるユーモアであり、血と痛みと忘れたくない恋であり…観ているあいだ、ここには自分の好きなものしかないんだ、って思って、安らげるような。だから他人がどう思おうが…っていう、それは愛おしいってことなのかなと思っている。
『ヴィクトリア』は144分1カットという型破りにも程がある映画で、これを他の映画と一緒に評するのも不思議な感じだけど、そこも許容しちゃうのが映画の面白さでもあるのか。不測の事態に振り回されながら、即興で死にもの狂いで映画を回していく。まさに目の前で奇跡が起きていくっていう気持ち良さ。そしてそんなブッ飛んだ表現手法が"人生なんて一晩で変わる"という主題と密に結びついている。
作品としてはもちろんだけど、こういうハチャメチャな奇跡自体を愛したいし、肯定したいって思うんだよね。

『アンフレンデッド』
『ブレア・ウィッチ』

ホラー部門!
邦画のとこで挙げた二本もホラーだったので今年はホラー多いのだけど…
もともとホラーが一番自分の中で中心のジャンルでもあるのでそれは…。
で、この二本はどちらも既存の表現を吹き飛ばすような撮り方をされている。
方やパソコンの画面上ですべての物語が進行する。これは本当にとんでもないことで、カメラの動きや構図作り、画面の運びやフォーカスで見せるような既存の映画のほとんどの手法が前提の時点で死ぬことになる。そこで観客はノイズにまみれた画面の中から自分が見るべきものを選び取っていくことになるという。
方やファウンドフッテージ/POVホラーの始祖の一角を担う作品をリボーンと思いきや、そこは食わせ者のウィンガード&バレット。ジャンル内では浸透し液状化したこの手法の変化に自覚的になりつつ、メタを経由して原点回帰するような大仕掛けで最終的には(いまさら!)ド真ん中のファウンドフッテージホラーを真に完成したものとしてやってのけるという離れ業。"カメラのサバイバルゲーム"とでもいうべき展開の中で、この手法の映画の到達点から始まって道のりを逆に進む様に本質に向かっていく様は、この森こそがファウンドフッテージ/POVホラーという闇の奥なのだという、オリジナルへの深い敬意と愛情をすら感じられる。
やっぱり近年のホラーというのは、低予算で若手監督の登竜門~という流れから直截来てるものとして、映画の実験場でもあったのだよね。そんなとこまでいくと、深い映画的感動にまで至れる二本であったな。

『サウルの息子』
『怒り』

ここでも邦画一本…て感じですが。
これは何かというと、順不同と書いといてあれなんだけど、二番目の映画ですはい。こういうと何か悪い書き方かもしれないけど。
ベストの1って自分にとってはわりと絶対的な価値なので、ある種これも順つけるとしたらベストくらいのところです。
『サウルの息子』、自分のツイッターとか見ると、歴史の闇の社会見学イン絶滅収容所、絶滅収容所でのただの日常(と書いて、じごく、と読む)、人間処理工場という限界状況の職場体験、地獄の釜の底VRであり人間の成し得る凡そ最低最悪の行為4DX、という風に書いているんだけど、まあそういう感じなのでそれでも観たいという向きは是非。
しかし何気にこれもPOV的なものを経由したうえで作られているという気がするな。
『怒り』。邦画ベスト1は迷うまでもなくこれなのだが、今年の邦画の何が良かったか?っていうと、それは単純に、役者だと思う。多少作りに問題があっても、役者が最高の演技をして作品をまとめてしまう、あるいは、ある役者の圧倒的な存在感ゆえに成り立つ作品、というようなものも少なからずあった。『ディストラクション・ベイビーズ』の柳楽優弥、『ヒメアノール』の森田剛、『この世界の片隅に』ののん…。
で、この『怒り』は何かというと、そんな最高の演技がいくつもしのぎを削りながら、ひとつの大きな流れとなる、そういう映画なのだよね。
役作りのエピソードなんかみても本当、こういう仕事が役者ということなんだっていう、その連続だし、その演技を引き出すための映画の作り方みたいな、役者の為の映画になるために逆説的に映画としていかに慎重に作られているかということでもあるし。
音楽ベストで書いた通り、スコアもとてもすばらしい。


音楽とおなじくここで…2016年以前の作品を遅れて観てみたら良かったで賞としては、好きなものに埋もれてごく狭い範囲の人達とだけ交流をもって生きていくオタク最高!と宣言する『オンリー・ラヴァ・ズ・レフト・アライヴ』、実写とアニメの融合が必然性を持って、アリ・フォルマンらしい切実さで描かれていた『コングレス未来学会議』の二本をあげておきます。


ベスト。

『ザ・ウォーク』。
これはこちらで書きたいこと大体書いているのだけど…。
(そういうことがほとんどないのだが)作家個人レベルで尊敬しているマンガ家の田中ユタカという人がいて、この人が『愛人』て作品を書いていて、これは究極の表現、命をかけて表現するということ、って惜し気もなくそんな言葉を使いたくなる作品なのだけど、その次に書いた『ミミア姫』というマンガのあとがきでこんなことを書いていたのだよね。
「『戦車で踏み潰されても殺されないもの』を描きたいです。
『どんなに殺されても消えないもの』を描きたいと願います。」
911っていうのはさ、自分の人生ではたぶん一番感受性豊かな時期に起こった事件で(これがもう少し後の世代だと311ということになるのだろうけど)、後の時点からみるとそこでそれ以降の世界が決定されてしまった、それがなかった世界というのが想像不可能な、分水嶺なんだよね。
とここまで書いたところで上のブログの記事の話に続いてくのだが…
つまりこういうことで。911の象徴、戦争の象徴、世界の破壊と暴力の象徴となったものが、ここにおいて美へと、美しい夢の舞台へと反転されること。それが途方もない傑作として現れるということ。
「戦車に潰されても殺されないもの」って、この映画を観たとき、これがそうなんだ、って思って、そこにとても救われた。それは昨年『セッション』で書いたのと同じで、もちろんとても美しい映画なのだけど、それ以前にオレのための映画になってくれるっていう。
その「戦車に潰されても殺されないもの」はやっぱりものすごく頑丈なものとか、すごく沢山の戦車を一瞬で蹂躙できる武器じゃないって、ここでちょっと感傷的になりすぎてるかな、オレは?でもやっぱりそれは芸術なんだよね。美だし、美しいものなんだよ。
映画ってなにか?映画の魔法、ここでしか立ち現れないもの。
最新鋭の技術をフル投入して作られるものってやっぱりこういうものであるべきだと思っている。
オレは死にたくないし、もちろん殺したくもないし、美しいものをもっと見たいです。感動して震えて泣きたいです。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


はい~~~~今年もお疲れ様でした!
絡んでくれた人、生温かい目線で見守ってくれた人ありがとうございました!
この前30になりました!(爆笑)
来年もセッションとか沢山したいのでどしどし誘ったり、もしくは誰か氏~~~セッション~~~チラッチラッみたいな感じでアピールしてください!
では次は年始で会いましょう。
よいお年を!



………てか、今年も同人音声作品80本近く買っててウケる~~っwて感じなのですが、ツイッターで冗談で言ってた2016年手コキ音声ベストみたいなのがなぜか需要があるみたいなのでそれそれ以外の音声作品のベストも簡単にですが貼っておきます、あとは各自勝手にDLsiteで検索したりして使って(?)下さい。
お母さんには内緒だぞ。
スポンサーサイト
 

Comment

 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

 

Trackback

 
 
http://teardropmissingpiece.blog115.fc2.com/tb.php/517-dba62380
 

プロフィール

 

伊達さん

Author:伊達さん
恐怖と雑音と
カワイイだけがオレの信仰
about

拍手する

 

最新記事

 
 

カテゴリ

 
 

月別アーカイブ

 
 

検索フォーム

 

 

twitter

 

 

リンク

 
 

FC2カウンター

 

 

RSSリンクの表示

 
 

最新コメント

 
 

最新トラックバック