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Jim Sauter & Kid Millions 『Safe & Sane』 Oavette 『Oavette』 点滅 『we all die anyway』

カテゴリをロックにしといていきなりジャズについて書いて申し訳ないのですが

Jim Sauter & Kid Millions 『Safe & Sane』
大昔に書いたけど、ボルビトマグースの最狂ノイズサックス Jim Sauter ジム・ソウターとオネイダのマラソンドラマー Kid Millions キッド・ミリオンズの即興コンビの4作?め。2019年最新作。
本作は32分と11分の2トラックのみにて構成されるというシンプル極まりない仕様。
しかしながらこれが凄まじく、長い尺を使って天井知らずに狂気を爆発させるサックスに鳥肌が立つ。
最初の一分から間合いの読み合いも出し惜しみもない感じも素晴らしい。
フリーフォームだけどトライバルで継続的なビートを感じさせるキッド・ミリオンズの演奏も、長い演奏ならではの旨味が出てる。
つまり、この人は緩まないっていう。
このアルバムの前、2015年に出ていた『Bloom』って盤も同時に買って聴いたのだが、こちらは6曲入りで様々なバリエーションの演奏を聴かせていてやはり良い。





Oavette 『Oavette』
名古屋のバンドらしい。EP。
リズム体とギター×2のインストバンドで、goat系の、ミュートしてアタックを強調した音でバンド全体でもってリズム構築するタイプ。
はい好き、って感じなんですが……。
goatってそのオリジナルな方法論にきわめて厳密な音をやってると思うんだけど、こっちはもっとロック的な快楽に従順でもあるというか。
チキチキしたドラムとかボリボリいってるベースのトーンも良い意味で音楽的で気持ちいいし。
あとたまにアンビ~ドローン的な音がレイヤーされる展開もメリハリになっている。これ巧いですね。単純なポストロック的展開を避けつつ…っていう。
聴いた感じポリリズムも入っているのかな?でも一糸乱れずという感じで、綿密な設計をしていること、それから勿論きわめて高い演奏スキルも感じ取れる。
4曲入りながら全体で1曲みたいにも聴こえる内容になっていて、だからラスト二分で曲っぽく展開してくるのが俄然効いている。
そしてこのアートワークが素晴らしいよね。音が聴こえる絵。
かっこいい。






点滅 『we all die anyway』

人はいつか死んじゃうんだな、これが。
っていう意味らしい、タイトルは。
少し前に『立候補』というドキュメンタリー映画を観て、これはいわゆる「泡沫候補」を追った映画で、これ自体本当に素晴らしい内容なんだけども、最後にかかっていたのがこの「点滅」の曲。
映画自体がもう本当に小さな体制で作られていて、このバンドの中心でヴォーカルやっている木野内さんてのが映画のプロデューサーっていう。
まあ、そういうのは置いといて、一聴してカッコいいなと思って。
普通にポップス的であったり、ラップであったり、ポエトリーリーディング(これが一番大きい)であったり、様々なスタイルが一度に入っている感じ。総じてやっぱ、この巧くやろうとするよりもエモーションに従っていく感じ、平たく言えばアツい感じっていうのか、好きだなっていう。
「ああ早く終わんねえかなこの人生」
って一言目がもう良くて、
「書きたいこと曖昧に和気あいあいしてるのは多分間違い アンチも勘違いさせるくらい段違いな異端児になりたい」
っていうこの一曲目で引き込まれる。
しかしスゲーなーって思うのがギター。
限りなく過剰なサウンド。
歪+リヴァーヴやミュート単音フレーズ重ねてドリーミーな感じと、コメッツ・オン・ファイアばりの激しいノイズ交じりの激情ブルーズソロと。
特に↑に貼った"街灯り"とかはヤバい感じだけど。"鬼ころしの唄"も凄い。
やっぱバンドサウンドはこんぐらいささくれ立ってて生々しいのが好きだなあと改めて思った。
好きというか、嬉しいんですかね、こういう音を聴けるのが。
めちゃくちゃ良いっす。

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